※以下は、塾長松谷が稲荷塾で講師を務めている時に、高3、高卒の1年間以上教えた生徒の合格実績です。(以下敬称略)

大学 学部 学科 氏名 出身高校
東京大学 理科一類   前澤 佑太 北野
京都大学 薬学部   篠山 岬 洛星
京都大学 工学部 地球工学科 寺迫 亮太 洛星
京都大学 工学部 地球工学科 杉山 麻 関西大倉
京都大学 工学部 工業化学科 河井 瑚子 京都女子
大阪大学 医学部 医学科 畔柳 圭佑 洛星
大阪大学 薬学部 薬学科 安本 麻衣 豊中
一橋大学 商学部   水谷 花音 神戸海星
東北大学 経済学部   猪飼 将汰 洛星
滋賀医科大学 医学部 医学科 小山 珠貴 同志社
京都工芸繊維大学 工芸科学部 応用生物学科 堂本 千裕 洛星
奈良教育大学 教育学部   IM 豊中

合格者の声

 

東京大学理科一類合格 前澤佑太 北野高校

僕が稲荷塾に入ったのは小学五年生のときで、数学を先取りできる塾だったので母親の勧めで入塾しました。もともと算数が好きで、中学数学をどんどん進めていくのは楽しかったです。しかし、中学生になった頃に、本格的に高校数学が始まりましたが、最初からつまずき授業には全くついていけなくなり、数学が苦痛になりました。そこで、稲荷塾をやめることにしました。公立の中学校に通っていたので、高校受験で中学範囲を徹底的に叩き込み、無事に北野高校に合格でき、稲荷塾にリベンジしてみると、高校数学もすっと頭に入ってきて数学がまた楽しくなりました。もちろん全部完璧にわかったわけではありませんが、塾では相当早く進むので学校の授業は良い復習になりました。部活の春の引退試合がコロナでなくなり、とても長い自粛生活がはじまり、周りが受験モードに切り替わっていくのを見て、僕も毎日9時間くらい勉強していました。そのときに稲荷塾ではズームとスラックを使っての授業が始まり、自粛中誰にも会えない生活のなかでも気軽に質問もできる環境ができたので効率的に勉強し、受験数学の基礎を固めることができました。稲荷のテキストはどれも解きごたえのある難しい問題ばかりでしたが、毎週の4題は相当時間をかけて取り組み、わからないことは分かりきるまで考えることで着実に数学力がついてる実感がありました。模試の結果は両極端な判定ばかりで、何を信じればいいのかわからない時もありましたが、松谷先生に報告すると、他教科についても何を勉強するか毎回一緒に考えてくださいました。共通テストは、模試よりも100点ほどあがりました。そして、波に乗ったまま直前演習の数学の点数も高得点を取れていたので、本番は数学と英語で稼ぐつもりでした。しかし、一日目の数学で焦り1完しかできず絶望して、食欲もなくなりました。そんなとき松谷先生のブログで、二日目の理科と英語で決まると書いてあり、切り替えて自分の持てる全てを出し切ればまだ希望はあるとなんとか自分に言い聞かせました。そして、二日目の理科も英語も相当手応えがありました。数学は、今考えれば部分点で結構稼げていたと思います。(※松谷注4完弱分の点数になっていて合格者平均点はとれていました!)稲荷塾で培った貪欲に得点を取る力と、松谷先生の温かみのあるブログに最後の最後まで支えられて受験を乗り越えることができました。合格発表の日は怖くてなかなか見ることができませんでしたが、自分の番号を見つけて一年間頑張ってよかったなと素直に思いました。稲荷先生、松谷先生本当にお世話になりました、ありがとうございます。

後輩へのアドバイス
数学で一番大事にしていたのは稲荷塾のテキストの問題です。演習2の予習では五時間くらいかけてずっと考えたりしていました。受験ではもちろん時間は限られていますが、演習の段階ですぐに答えを見てしまうのはもったいないです。考え抜く根性みたいなものが身につきました。
テキストや授業内で扱った問題を、1出来た問題、2方針はあっていたがとききれなかった問題、3方針すら立たなかった問題の3つに分けて、2、3を自力で答えにたどり着けるよう何度も復習しました。その際に少しでもわからない部分があればじっくり考えていました。考えてもわからなければ松谷先生に聞いていました。
整数問題が苦手だったので春休みにマスターオブ整数という本を一周して基本的な問題を集中的に勉強しました。そこから整数問題は好きになりました。
英語に関しては、英作文は、毎週一枚くらいを書いてALTの先生などに見てもらうのがいいと思います。
リスニングは過去問を解いたあとにその音源をシャドーイングすると耳がなれてくると思います。
また共通テストは直前の学習で大幅に点が上がるので、最後まで死ぬ気で詰めるべきです。
受験勉強中にしんどくなったときは環境を変えて勉強していました、たまにはスタバなんかで勉強してみてもいいのでは?

京都大学薬学部合格 篠山岬 洛星高校

僕は高一の後期から稲荷塾に入塾しました。当時の僕は数学が得意だと勝手に思い込んでいましたが、稲荷塾に入り数学を学ぶとその思い込みは覆りました。それまで自分が学んでいたのは高校数学の上澄みだけで、定理などの根底を全く理解出来てなかったことを痛感しました。高一の反転授業では、授業の序盤での基本事項の確認で予習で得た知識の補強をし、小テストと直しでもう一度自分の手で理解出来ているかを確認し直すことで、基本事項を定着させることが出来ました。そして難しい単元テストによって自分の定着度合いを確認し 勉強計画を立てることが出来たと思います。
高二の演習Ⅰではそれまで見たことの無い応用的な問題を経験することで、より一層基本の大切さに気付かされました。なので、早めに高校数学の範囲を終わらせてしまって、応用問題を積みながら基本を定着させていくことがとても大事だと思います。
高三になるとスケジュールの関係もあり毎週土曜日に振替をして貰えて非常に助かりました。レベルの高い予習テキストと補充問題のおかげで自分の得意不得意がはっきり分かって自学習にも活かせることができました。(※松谷注 本番も5完して実力を発揮していました!)
土曜日の自習室は周りが集中してる中でチューターさんに分からない所を聞きながら勉強できる環境で、滅多にそういった環境は無いので助かりました。

後輩へのアドバイス
数学:公式を丸覚えしたり解き方だけを覚えようとするのではなく、一つの単元での大事なポイントであったり単元別の繋がりを意識しながら普段の予復習や問題演習に取り組むのが良いと思います。また、検算のスキルであったり、頭の中で直ぐにいくつかのアプローチを思いつく能力がとても大事です。
英語:出来るだけ早いうちに単語と構文をある程度完璧にして 長文を読む練習をした方が良いと思います。
理科:公式だけを丸覚えせず 単元ごとに必要な考え方や公式の使い方を学ぶことが大事だと思います。
模試は 結果がどうであれ持っていくべきです。先生方からアドバイスを貰うことでそれ以降の勉強計画を立てやすくなるからです。

最後に
三年間 親身になって数学を教えてくださった稲荷先生と松谷先生には感謝してもし切れません。ありがとうございました。

京都大学工学部地球工学科合格 寺迫亮太 洛星高校

僕は高1の秋に稲荷塾に通い始めました。数学はどちらかといえば得意科目だったので稲荷塾でもなんとかやっていけるだろうと初めは考えていました。しかし、高2の演習Ⅰの授業でいきなり壁にぶつかりました。予習復習がおろそかになっていて、基本知識だと稲荷塾で教わることですら知らないことばかりで、周りの人との差が広がり続けているのを痛感しました。そのまま高3になりなんとかしなきゃと思い、復習を本気でするようになりました。授業で解いた問題を何も見ずに書けるようになるまで何回もやり直しました。この復習のおかげで、高3になってから数学がおそらくのびました。
稲荷塾は小さな塾かもしれませんがそのおかげで先生にじっくり見てもらえるという大きな利点があります。松谷先生には数学以外でも相談にのってもらうことがありました。英語、理科、社会は先生に教えてもらった通りに勉強したら、確実に力がついていきました。

後輩へのアドバイス
数学のみならず、他の教科も先生に聞けば状況に合わせた最適な勉強法を教えてもらえます。
僕からは共通テストについて、
これは僕の失敗談に基づいているのですが、理系の場合、たとえ配点が低かったとしても国語とか社会とかを侮るのは禁物です。少なくともセンター過去問で安定して8割は取れるようにしておいてください。少しでも不安を残したまま本番に臨むと悲惨なことになります。
あと、問題を解いてるとき、解き方はわかってたのに答えが合わない…というのは絶対に見過ごしてはいけません。その場で必ず答えを計算し切ることを強くお勧めします!
最後になりますが、かなり不安定だった僕の受験勉強に稲荷塾がなかったら合格はありえませんでした。本当にありがとうございました。

京都大学工学部地球工学科合格 杉山麻 関西大倉高校

私が稲荷塾に通い始めたのは中学1年生の冬でした。家での先取り学習が難しくなり、母の勧めもあって入塾しました。2年生の春からは高校数学のクラスに入り、苦戦しながらもなんとか食らいついていました。ですが順調だったのはこの1年だけで、残りの4年間の成績は下から数えた方が速かったです。稲荷先生からは私の名前の「あさ」をいじり「あほ」と呼ばれるほどでした(笑)単元テストや直前演習では順位が出るので、私は10点しか取れていないのに80点も取れている人を見ては「本当に人間なのだろうか?」と思っていました。そんな私も最後の一年間は今までの勉強法を一新し、一度解いた問題の復習に重点を置くようになりました。徐々に成績は上がっていましたが、秋の時点では依然本番で戦えるレベルではありませんでした。ようやく数学の成績の伸びを感じたのは本番2週間前でした。共通テスト終わりに松谷先生が最後まで諦めるなとおっしゃった言葉を信じ抜いた結果だと思います。本番も松谷先生が授業中に何度もおっしゃっていた諦めるなという言葉をずっと心の中で再生しながら全力を尽くすことが出来ました。
最後に私が第一志望に合格できたのは稲荷先生、松谷先生、チューターの先生方のおかげです。稲荷塾に通っていなかったらこの合格はありませんでした。本当に5年間ありがとうございました。

後輩へのアドバイス
理科はなるべく早い時期から取り組んでください。理科は勉強量に比例して成績が伸びていきます。物理は名問の森、化学は新演習がおすすめです。数学は稲荷塾で扱った問題を丁寧に復習してください。出来なかった問題を出来るようにすることが一番大切だと思います。勉強を進めていくと様々な不安が生じるとは思いますが最後まで諦めないでください。最後まで絶対に成績は伸びます!

京都大学工学部工業化学科合格 河井瑚子 京都女子高校

私は高校1年の冬から稲荷塾に通い始めました。当時の私は正直数学があまり好きではなく予習もうまくいかず、かなり苦戦していました。小テストでは周りの人との大きすぎる実力の差を毎回 目の当たりにし、それでもなんとか皆の様になりたいと毎日数学ばかりを勉強していました。
具体的には授業で扱った問題をとにかく解き直し問題を覚えてしまうくらいまで繰り返しました。それでも高3の夏頃まではあまり成果が出ず悔しい時期が続きましたが徐々に「前に解いたあの問題に似ているな」とか「あのやり方でやったらうまくいくかな」などと気付けることが増え数学が楽しいと思えるようになりました。
実際に京大の入試では「稲荷塾でやった問題にめっちゃ似てるやん!」と気づくことのできる問題が多くとても安心できました。(※松谷注5完できてました!)
最後に、私が第一志望に合格することができたのは稲荷塾のおかげです。
松谷先生は私の弱点やミスの傾向を的確に指摘してくださり、試験の直前は先生がテストに書いてくださるコメントや指摘をお守りのような気持ちで眺めて気持ちを落ち着かせていました。
こんなにも信頼できる先生にみていただけたことはとても幸せです。
約2年間本当にありがとうございました。

後輩へのアドバイス
数学
稲荷塾の授業の復習を徹底することに尽きます。
高3になると理科の勉強にどうしても時間をとられてしまうので高2のうちに反転授業のテキストや演習1の内容は完璧にできるようになっておくと良いと思います。
物理
私は物理がとてもとても苦手で直前まで
到底京大の問題には太刀打ちできない状態でした。
それは、問題を解いて解説をよみ納得するだけの勉強を続けていたせいだと思います。
「なんでこんな解き方をするのだろう?」
「なんでこうなるんだろう?」と常に意識し
一問一問を自分で解説するようなつもりで
丁寧に解くことが重要だと思います。(これはどの教科でも同じことですが、、)
私がこのことに気づいたのは共通テストの後でしたが、これを意識し始めてからは飛躍的に物理ができるようになったと思います。

大阪大学医学部医学科合格 畔柳圭佑 洛星高校

僕が受験勉強を本格的に始めたのは、高校2年の秋でした。それまで数学を重点的にやっていたもののあまり伸びることはありませんでした。単発で休暇期間中に化学の講習を受けることはあっても、現役時代に塾に行って授業を受けていたのは数学だけでした。結局、高3の一年 間も数学に多くの時間を割くことが多く、物理化学に多くの時間をかけられませんでした。模試の結果も物理化学が足を引っ張ってしまっていた上に数学も全然安定していませんでした。今から考えると、「過去問を何年分やったから大丈夫」「この参考書を何周したから大丈夫」 という根拠のない自信によって自分の学力を客観視できていなかったように思います。浪人時代の予備校の物理化学の授業を初めて受けてから、現役時代に勉強していてバラバラだった知識がパズルのピースのようにつながっていき、今まで自学習でなんとかしようとしてきていた自分を後悔しました。
稲荷塾に通い出したのも浪人生活が始まってからで演習2の授業を通して、自分で考え抜く力や、抜けなく全ての分野をくまなく学習することができたおかげで数学の多くの思考を要する難しい問題に立ち向かう体力もついたし、数学の得点の安定性も増したように思います。秋以降は松谷先生に数学の苦手分野の問題ピックアップしていただいたり、英語の記述添削指導までしていただき、松谷先生とカーメリア先生には感謝してもしきれませ ん。 英語はもともと得意であったため、浪人時代の各科目の時間配分は英数物化1:3:2:4ぐらいでした。浪人生であったため時間が比較的自由に使えたので大まかには午前中は数学、午後は理科、夜は英語と言うように分けていました。それぞれの模試で良い成績を取ることを目標に模試までの大きな目標、1週間ごとの中期的目標、1日で終わらすべき目標、と言うように3段階に目標を分けて立てモチベーションを保ちやすくしていました。現役時代にすべての範囲を一通りやっているので、各分野どのくらい時間がかかるかということが予めわかっていたので計画は立てやすかったです。予備校や塾で習った事はなるべく早く復習し、学期末にさらっともう一度流すと言う形をとっていました。数学は稲荷と予備校のテキスト以外に、入試数学の掌握をやっていました。英語は英文読解の透視図や英語難構文の真髄や色々な大学の過去問を、物理は予備校のテキスト以外に、標準問題精講(名前に反して難しく難系より解説が丁寧)、 難問題とその系統をやっていた。僕は化学が一番できなかったが、予備校のテキストや夏季講習の教材(駿台の夏期講習の計算特講は自分の化学の成績を上げる非常に大きな助けとなったのでオススメ)をやり込みました。直前期も過去問をやる際は本番と全く同じ時間に合わせてやりました。そうすることで自分の集中が切れて試験に影響の出る時間帯を把握し、そうならないように休憩の時に食べるものなども工夫しました。過去問をやる際は本番と同じ緊張を作り出すように会場の雰囲気を想像したり、開始前に黙想する習慣をつけたりしました。本番の時も同じように問題が配られてから黙想すると自然と練習の時を思い出して緊張を和らげることができました。
模試はどんな点数でも、いつも松谷先生に見ていただいてアドバイスをいただきました。一年かけて親身にみてくださっていたので、僕の成績や癖も非常に的確にわかってくださっていて、直前に志望校に悩んでいた時にも先生の言葉はすっと入ってきました。本当にありがとうございました。

大阪大学薬学部薬学科合格 安本麻衣 豊中高校

私は、浪人を決意してからの一年間だけ稲荷塾に通わせていただきました。元々、数学に強い苦手意識があり、実際に、試験でも他のどの教科よりも数学が足を引っ張っていました。そのため、数学に特化した塾、という稲荷塾の情報を目にしたのを思い出し、通塾を決めました。
講義では、発展的な内容に触れる機会が多くありました。自分が学校の授業では知ることがなかったような、当たり前ではないと思っていたような知識が当たり前とされていたりして、新たに入塾した身としては戸惑うことも多くありました。しかし、そのような経験のたびに、新たなことを学べたと感じ、通塾するのは楽しかったです。
数学以外の面でも、稲荷塾にはお世話になることがありました。私は、他の予備校には通っていなかったので、授業を担当してくださった松谷先生に何度か進路に関する相談もさせていただきました。先生は、毎回、様々な情報やアドバイスを下さいました。また、私が受験した学部では、今年度から新たに小論文と面接が課せられることになっていたので、その対策方法についても教えてくださいました。面接の練習に時間を割いていただくこともあり、いつでも親身になってサポートしてくださいました。
たった一年ではありますが、悲願の大阪大学薬学部薬学科への合格を含め、この稲荷塾に通ったことで得られたものは非常に大きかったように思います。新興感染症の蔓延という不測の事態の中迎えた初めての共通テスト、新体制での二次試験でも、落ち着いて実力を発揮し、第一志望校に合格することができたのは、この一年で身につけた知識や技術、そして先生方の手厚いご支援があってこその結果だと思います。何よりも、講義を通して数学に関する様々な知識に触れたことで、数学という学問にこれまでよりも強く興味を持つようになりました。稲荷塾で学ぶことができて良かった、と心から思っております。

後輩へのアドバイス
勉強法
・数学
独習数学を一通り読んで、それでも自信がない範囲は学校で購入した問題集の練習問題を解いていました。また、予習テキストの問題、講義で解いた問題の間違えたところを定期的に解き直していました。自信がない分野は間隔を開けて何度もやり直しておくと安心かなと思います。
・英語
自分の志望校の過去問を眺めて、どういった問題が出るのかを知ると学習の見通しが立てやすいです。特に、和訳や英訳が出題されるのであれば、問題集を使って演習しておくと良いと思います。
・理科
私は化学・生物選択でしたが、いずれも資料集を中心に見ていました。資料集は、覚えなければならない事項を図を参照しながら見ることができる、少し発展的な話題にも触れておくことができるという利点があるので、学習に大いに役立つと思います。問題演習をする際は、網羅性の高いものを1、2冊決めて何度もやり直していました。理科は分野によって得意・不得意が顕著になると思うので、自分の苦手分野に特化した参考書を使ってみるのもお勧めです。
・共通テスト
古文単語・文法や地歴公民など、覚える事項が多いものは、毎日少しずつ時間をとって見ておくと良いと思います。また、共通テスト特有の問題構成や時間配分に慣れる為に、直前の数週間くらいは共通テストやセンターの過去問を中心に演習しておくと安心です。

良かった参考書
『例解 和文英訳教本 長文編』小倉弘著
英語ですが、和文英訳の参考書です。一つの和文に対する訳例が豊富かつ解説も丁寧なので、訳しにくい文を平易な英語に変換する技能が身につきました。

一橋大学商学部合格 水谷花音 神戸海星女学院高校

高1で入塾して数2Bのクラスでテストを受けた時、私は始めの3回連続で0点でした。稲荷塾に入る前は数学に結構自信があったので、とてもショックでした。その後、とにかく0点より高い点数を取ろうと、何度も全ての問題の解き方と答えを覚えるまで問題集を解きました。最初のうちはすごく大変でしたが、何週間も続けるうちになんとか点数が安定するようになりました。
高3に入ってからは、演習で解いた問題を繰り返し解いていました。私は1回目で解ける問題はあまりなかったので、復習が中心でした。しかし、復習をすることで初めて見る問題の初手が分かるようになった気がします。
9月後半からは過去問を解き始めました。過去問も解き方を覚えるくらい何度も解きました。
稲荷塾では、数学のほかに英会話の授業も受験直前まで受けていました。一橋大学の英語には、リスニングがあったため、授業を受けることでリスニング力をつけ、維持することができたと思います。また英会話では英作文を、文法だけではなく内容も含めて丁寧に見ていただきました。
私は英単語を高1の時から少しずつ覚え始めました。早めに英単語や英文法を固めていたことで、高3の時に英語の勉強をあまりせず、他の科目に勉強時間を割くことができたことはよかったと思います。
これまで3年間大変お世話になった松谷先生と稲荷先生、そしてCarmelia 先生、本当にありがとうございました。
授業前や授業後に何度も質問に答えていただきました。また、数学だけではなく、全教科の模試の成績に対してアドバイスをいただき、成績が悪かった時には励ましていただきました。私は共通テストで思ったような点数を取ることができなかったので、2次試験でも緊張してあまりいい点数が取れないのではないかと、とても不安でした。しかし先生の、どの受験生でも試験中の一点一点の積み重ねで決まるという言葉に励まされて、最後まで諦めないで、一点でも多く取ろうと解答を書きました。それが合格につながったと思います。自分を信じて諦めないで頑張ってください。

東北大学経済学部合格 猪飼将汰 洛星高校

私は高校1年生の春に入塾しました。
中学受験の時は算数が得意で中学にはいってすぐの頃は数学を感覚だけで解けていたのですが、中学3年生になって高校数学に入ると定期テストで平均を下回ることもしばしば。
この当時は理系に進むつもりだったので、数学ができないのは致命傷になりかねないと思い親が探してきた稲荷塾に入塾しました。
半年間で数2Bを一通りやってもらったのですが確認テストのたびに散々な結果で、偶然同時期に入塾した親友と底辺争いをする日々でした。
私も彼も、もう一度数2Bを半年間することになったのですが、1年間基礎をしっかり見てもらえたことで模試や定期テストの点数がかなり良くなりました。
高校2年生になって、理科から逃げるために文系を選択したので数3をする必要がなくなり演習授業をうけました。
今から思えば、この時から入試レベルの問題を数多く解くにあたって、毎週の予習は時間配分を考えながら問題の取捨選択をする練習になり、授業内での演習は1問1問じっくり考えて解く練習になったと思います。
現役の時は神戸大学の経営学部をうけたのですが、数学で9割近くをとりながらも落ちてしまい浪人しました。
英語で4割しか取れなかったので浪人生の時は時間のほとんどを英語にあて、数学は週に1度しかしませんでした。
しかし、基礎的な問題の多い駿台・ベネッセ模試は偏差値80前後あることが多かったし、京大実践やOP、阪大OPのような本番に近い難易度の模試でも偏差値60は絶対にありました。
数学は1度得意になってしまえば、少しでいいから定期的に勉強するだけで成績はほぼ落ちないし、残りの時間を他教科にまわせるようになります。
このおかげで現役では神戸落ちでしたが、京大B判定以上を安定して取れました。
共通テストで失敗したのでもう1浪はできないと安全志向になり、A判定だった東北大学経済学部を受けましたが、本番でも数学は焦らず解くことができ、解答速報を見ていても8割後半ぐらいは出来ていたのではと思います。
文系で1番大事なのはもちろん英語で点を落とさないことですが、次に大事なのは最も得点差のつきやすい数学です。
文系数学は京大が大問5個、東北大学が大問4個と少ないです。(神戸大学や大阪大学にいたっては3個しかないです。)
文系だから数学出来なくてもいいやと開き直っている人が多々いる中で、周りより1問、半問でも多く取れればそれだけで1~2割程度得点が有利になります。
英語や国語は小問が多いので1問当たりの点が低く、この点差を取り戻すのは大変です。
なので、理系よりも数学の苦手な人が多い文系の人にこそ、数学が得意であることに有意性があると思うので数学に力を入れる方がいいです。
最後になりましたが、3年間しっかりと見ていただいた稲荷先生や松谷さん、質問対応をして下さったチューターの皆さん本当にありがとうございました。

後輩へのメッセージ
文系は共通テストの占める割合がかなり高いので、理系の人より早く共テ対策を始めてください。(共テの形式が苦手な人は10月には始めてください)
共テで失敗すると志望校選びにかなり影響が出て、志望校の2次試験を受けることすら叶わないことがあります。
あと、現役の時はCやD判定でも2次試験で逆転できるかもと挑戦できますが、浪人の時は後がないのでB判定でも少しためらう程、志望校選びに慎重になってしまいます。
もし、もう1年頑張ることになったら最後にA判定をとれるよう全力で勉強に挑んでください。
さもないと、第1志望に出したいという願望と不安で大変なことになりますよ(笑)