共通テスト数学は二次試験の数学と別物?
松谷です。
共通テスト数学は二次試験の数学と別物か?
う~ん、もちろん共通している部分も多いです。
二次試験が取れて、共通テストも問題なく取れる人もいっぱいいると思います。
でも、二次試験は取れるけど、共通テストには苦労するという人がいるのも間違いありません。
それは、共通テストには結構独特の対応が必要なところがあるのも確かだと思うからですね。
例えば、スピードの対応。例えば形式の対応。
例えば特殊頻出分野の対応。といったところです。
特殊頻出分野としては、数1Aのデータの分析、数1Aの図形問題。数2Bの確率統計。
といったところがあると思います。
データの分析と確率統計はまあわかると思います。二次試験では出しにくい分野だからですね。
でも、図形問題は別に二次試験にも出ます。
それでも、特殊だと感じるのは、中学数学のころにやるようなばりばりの平面図形問題を大学入試のこのタイミングで出すということが特殊なんですね。
方べきの定理、メネラウスの定理、チェバの定理。これらの内容については、入試問題でも、ベクトルや図形と方程式的な問題の中で、幾何の必殺技として使って解く時間を短縮したり見通し良く解けたりといったことはあります。しかしながら、それらがメインテーマになる問題はなかなかお目にかかりません。
しかしながら、共通テストはこれらが必ずでます。しかも、制限時間が短いため一瞬での反射を求められてしまうんですね。
方べきの定理の逆なんてまあまず入試ではお目にかかりません。1年分の二次試験の全大学入試を漁ってももしかしたら一つも出てこないくらいかもしれません。
それなのに、共通テストでは、それが思いつかないと解けない!しかも反射的に。そりゃあ練習しとかないと厳しいわけですね。
まあそういう一部の特殊分野だけ訓練したい場合は、分野別にその分野だけを10セットくらい解くことをおススメします。そうすれば、きっと何かコツがつかめると思いますから。しかも1セットは10~15分でしょうから一気にレベルupを実感できるんじゃないでしょうかね。
というか図形問題であれば、中学数学を学び終わったころにやるのが一番解きやすいかもしれませんね。