三角関数は必要か
松谷です。
ある国会議員が、三角関数は全高校生が学ぶ必要がない。
三角関数より金融教育を学ぶべきだということを主張したそうです。
ふむふむ。
金融教育の方がより、全日本人が学ぶ必要があり、三角関数は将来それを必要になる人や、それの素養がある人だけ学べばいいという主張だったと思います。
三角関数知らないと、大学の理系の授業は無理なのは間違いないです。工学部とか理学部とか全く無理なんじゃないかなと。
つまり現実世界に本当に応用していくレベルのことが大学での学問だとした場合に、それを学ぶための基礎の道具として高校数学での三角関数の学習は必須なわけですね。
しかも、実際に割と身近で高校数学レベルの三角関数、三角比が測量などで活躍しています。
また、新しい概念を理解するという頭のトレーニングとしてまずまず機能するという面もあると思います。
でも、それを本当に全員が学ぶ必要があるかはわかりません。
多分半分くらい人は学ばなくていいのかもしれません。
でも、実際に、その半分が誰であるかというのは誰もわからないんですね。
であれば、とりあえずまあある程度皆が試してみるしかないのかなとは思います。
機会の平等というか。
そういえば共通テストの問題でこんな問題がありましたね。
この問題が実際の生活への活用をイメージさせた問題なんだと思います。
大学教授が知恵を絞って、従来の知識の定着運用と実生活への応用を両方とも問いたいと思ってバランスをかなり考えたうえで難しくした問題だと思います。
しかし、これを通して、だから必要であると言いきれないような気もします。でもなんか少し面白いなとは思いませんかね?
壁があって、ビルが燃えてて、上の方のある階にいる住人を助けるためにはしご車が来てはしごをかけたい。しかし、ハシゴの長さ調整が壊れている。なんとか助けられるのか?
みたいな。
面白くないです。
と言われるかもしれませんね。。
ちなみに、僕は教えるときは、割と楽しげに話すようにしてますかね。特に中学数学くらいまでは。なんとなく楽しいイメージがある方が今後の学習においてポジティブなイメージを持ちやすいかなと。
高校数学以降はめちゃくちゃ楽しげに話すことは難しいのですがね。。