駿台が合格実績公表を取りやめる
松谷です。
大手予備校の駿台が合格実績公表を次年度から取りやめるそうです。
駿台が大学合格者数を非公表へ 大手の合計が“定員”上回る現状「意味を成さない」(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース
駿台の実績といえば、東大1400人、京大1400人、国公立医学部1800人、早稲田3000人、慶應3000人とかそういうやつです。(数字は丸めまくってますが)
なんかすごすぎて良く分からない値にはなっていますが、その数字が形骸化していて意味がないと感じていたのでやめるとのことでした。各予備校の合格実績を足すとその大学の全合格者数を上回るなどが当然ありますからね。講習だけ参加の人なども含めるのはどうかとか。
いろいろと裏読みはできるとは思います。
浪人生が減ってきて合格者が減って来るかもとか、1位を保とうとしたらそもそも細かいカウントの労力が大変とか、東大京大などを目指す価値観でない人が増えてきて難関大合格実績だけ掲げると集客微妙かもとか。
でも、トータルで言うと、
これは、F1レーサーがタイムにこだわらなくなるみたいなそんな割と劇的な変化なのかもしれません。
予備校って仲良く行動を共にする場合もありますので、河合塾とかもそうするのだろうか。
でも、東進だけは合格実績を高々と掲げ続けると思います。そうしたら、長い目でみると、生徒移動が起こってきそうな気もします。
長い目で見たら、入試制度自体もどうなるかはわかりませんが。
うちのような小規模塾で、生徒が各学年20人いるかいないかくらいだと生徒の合格者数だけを掲げると勝負にならないので人数だけみたいなのは掲げていませんが・・・・。今年の実績だってみんなめちゃくちゃ頑張ったって思っていますし誇らしいですけど、数にしたら東大1人!京大5人!一橋1人!阪大5人!医学部3人!あっ、駿台の方がだいたい300~1000倍くらいいい教育しているんですねってなってしまいますからね。。。
一人一人にフォーカスする形にして頑張りを讃える形がしっくりきますね!