生徒には現実を伝えつつ、意志を確認し、あとは行動できるのかまで見る。
松谷です。
僕は、塾では、新入塾検討の生徒についても、お通い中の生徒でも、一貫して現実を伝えるようにしています。
たとえば、
新入塾を検討中の生徒で偏差値40で高3の夏で東大京大医学部などに行きたいと言われれば99%無理だとは思う。でも、もしできるとしたらこういう道を辿るくらいしかないね。そういう勉強をやっていく覚悟はあるの?
とか
継続している生徒で苦戦している人がいれば、毎回小テストで75点くらいをとる予習をするには、3~4時間くらいで済む人がいるかもしれないけど、今の状態だと、うちの自習室とかも使ったうえで7,8時間くらいはやらないとまあ無理だと思うよ。それを毎週毎週やる意志はあるの?
とかですかね。
世の中派手な逆転劇ばかりが取りざたされていて、誰でもそれにのっかれるかのように錯覚するかもしれません。
でも、大多数はしっかり積み重ねた人がそのまま合格しているケースなんですよね。
実際5年くらい本当にさぼっていた人が東大京大とかに半年とかの勉強で合格するなんてほぼないんじゃないですかね。英語と社会1科目と小論文だけとか、英語と国語と面接だけとかならわかりませんが、やっぱり科目が多すぎるのと、二次試験にある科目はひとつひとつを深くやらないといけないので。特に理系は無理かなと。
だから、そういった現実を伝えることはとても大事なんだと思うんです。
でも、それでも可能性は0じゃないのは確かです。
うちの生徒の中だけででもすごい逆転がいっぱいあることを見てもそうです。
だから、そういうのをやりとげていくしっかりした意志があるのかを確認するのは大事かなと。
そして、口だけで行動しない人がいるのも多く見てきましたから、その意志と行動をセットで見ることにしています。