単科医大の数学の難易度は京大並?それ以上?

関西には単科医大と言われる医大がいくつかあります。

京都府立医大、滋賀医大、和歌山県立医大、奈良県立医大などです。

そして、これら単科医大の問題は難しいことが多いです。

特に、府立医大の数学の問題の難しさは結構有名で、感覚的には京大の問題よりたいてい難しいです。

で、滋賀医大はそれよりはマシと思ってはいるのですが、それでもまとめて入試を解くことはあまりなかったので、解いてみたところ、うーん、やっぱり滋賀医大も京大と難しさは変わりません。年によっては滋賀医大の方が難しいというのもザラです。

僕がやった2020年の滋賀医大の問題はまあ平均的な難易度でしょうけど、

第一問 積分と絶対値の問題で典型的な問題を考えにくくしており状況把握に時間がかかる。さらに、最後に意味をとらえて置換せきぶんするところもハイレベル問題の経験が必要。やや難

第2問 楕円の準円の話を聞く少し聞き方を変えた感じ。聞き方を変えたとこを素直に立式するとやっぱり大変な計算になる。知識で差が出るがそれでも答えまで出し切る計算力、何を変数で何を定数と考えるかなど随所に苦労ポイントあり。やや難

第3問 複素数の変換。方針を何で行こうか迷うが、素直にx+yiが一番処理しやすいでしょう。完答しきるとしたらここ。標準

第4問 ぱっと見て意味わからない問題になんとか食らいついていく力があるかが問われている。実際背景としては、包除原理の4文字のものなわけだが、それを扱った経験があるかと言われればないと思うので、本番でいかにもぎとれるかという勝負になりそう。でも、(4)は多分捨てることになると思われる。やや難

 

ということで、普通の年(いや、やややりやすい?)でもこの難易度なので、数学では結構めちゃくちょ差がつくなと。6割くらいが目指すラインなのかなと感じますが、それを取るのは全く簡単ではありません。

数学が重要だということですね!!!

 

あー、でも数3が結構重視されますから、努力が報われやすい?とも言えるのかもしれませんが。高いレベルのね。。。