人生っていつのまにか伏線回収してるな!
松谷です。
少し取材を受ける機会がありまして、
自分の塾を立ち上げるに当たっての経緯や生い立ちなどをお話ししていたんですが。
気づかされました。
あっ、この立ち上げた塾で、自分の人生の伏線回収をしまくっとるなと。
昔小学校の先生になりたかったこと。
小学校3年生のときの担任の先生と小学校4年生のときの地元の算数塾の先生が楽しそうにしていて、普通の少年だった自分が勉強が少し好きになり少し得意になり少し自信がもてるようになったこと。
でも、自然にその小学校の先生の夢を胸の奥にしまい込んでいたこと。
東京の生活にあこがれてなんとか合格した大学大学院で理系の勉強研究をしながらも就活で方向転換して教育の方向性に舵をきったこと。
教育系の会社に入って英語教材を編集、数学教材編集をして、標準レベルから東大京大レベルまでの教材制作をしたこと。
その途中で、進学校で出張授業をすることになりより直接的なコミュニケーションをしながらの教育に強くひかれたこと。
たまたま会社のグループに入った個別指導塾が人事交流の一貫として教室長を募集していて、そのときにピンと来て飛び込んだこと。
東京の下町の教室でオール1からオール5の子までいる環境で、保護者さんとの面談などほぼ毎日やりつつ、大学生講師社会人講師のみんなと日々議論しながらより良く働けるように縁の下を必死に支えて教室を運営したこと。
すごく生徒のことを身近に感じ、生身の人間を相手にしている教育にやりがいを感じるとともに、講師の人たちを羨ましく思う気持ちがあるのも感じ、出向を終えるタイミングで声をかけてもらった稲荷塾にリスクを承知で飛び込んだこと。
稲荷塾での5年間直接生徒を指導をする機会に恵まれ、本当に充実した時間を過ごし経験もできたこと。ブログなどで発信させてもらったり、小学生から中学生、高校生、高卒生と本当に幅広い生徒を見させてもらったりなどあらゆる経験をさせてもらったこと。特に、恐ろしく未熟な新米講師であった自分に必死についてきてくれて志望大学合格をもぎ取っていった生徒たちに勇気と自信をもらえたこと。
そして独立し塾を立ち上げました。
これらはある意味たまたま連なっていった出来事です。多少の意志をもってぽんぽんっと飛び込んだりはしていますが、それでもすべて明確にデザインしたわけではまったくありません。
でも、今、そのたまたま立ち上げた塾の中で、
昔なりたかった小学校の先生のように小学生を教える機会に恵まれつつ、個別指導塾時代の塾長の経験を生かして塾を運営しつつ大学生のチューターの先生と働いています。また、稲荷塾時代の貴重なハイレベル層向けの数学講師の経験を生かして数学の講師をしながら、たまにサポートしていた英語指導にも携わっています。さらに、教育会社での編集の経験を生かして教材を作成したり改訂したり教材研究や入試分析する機会もありつつ、社会人としていろいろと学んだ基礎的なことも生かしています。うちの塾の生徒は一般からするとすごく出来る子が多いですが、昔はオール1の子もよく見ていたので、それはあくまで全体の中での特殊な位置づけだよということは理解できているかなと。
このブログを書いているのも稲荷塾時代の経験からですね。
なんかすべてがつながって、すべてを生かしてこの塾をやっているんだなあと。
そんなことを思いましたね。
いや、別に生徒に、塾講師&塾経営最高だからみんなやるべきだ!!なんて茨の道を勧めるなんてことはしません(笑)
きっとこれまでの経験これからの経験や意志を生かして様々な好きなことをやればいいと思います。
自分の興味関心を大事にしつつ、こっちかなって思った方に頑張って努力していけばきっとみんななるようになるんだろうな。
というか、おそらく世の中のすべての大人の方がみなさんこういう遍歴があっていろいろな流れの中でそれぞれの今されていることをしているんだろうなと。
そんなことを思いました。
スティーブジョブズが言っていた「connecting the dots」の精神ですね。たぶん。
なんとなく、人に話を聞いてもらうといったん整理される感じでいいですね。
そして、ここからどう進んでいくかとかも、少し考えるきっかけにもなりました。
気付いたら、長いな。。。まあいいか。