職業に貴賎なし!と説得しようとしたが通じず?
松谷です。
昨日の土曜日の自習室は活況でした。
賑わっていて良かったです(^^)
さて、そんな土曜日なのですが、雨の日などで
たまに空いてるときがあるんですね。
特に早めの時間と、最後の時間とかがそうなることがありがちです。
そうすると、超優秀チューター陣に暇な時間が訪れることになるわけですね。
こりゃいかんということで、僕が追加の仕事のお願いを発注することがあるわけですね。
たとえば問題や解答の校正だとかですね。
編集者のときの経験から校正をダブルチェックで見てもらうことはめちゃくちゃ大事なんですよね。間違いが劇的に減りますのでね。
でも、そんな仕事もうまく見つからないことがあったがあったんですね。
それで、僕がお願いした仕事が、教材プリント在庫の確認、不足分をコピーしての補充、教室鉛筆の鉛筆削り、教室シャーペンのシャー芯補充と、除菌アルコールスプレーの詰め替えでした。30分ほどの時間を稼げて、生徒が来るまでの時間もつぶせてめでたしめでたしと思ったら。
意地悪な中学生たち?が、それはチューターの先生たちがする仕事ではない!みたいな顔をしていました。
「チューターの先生は教えにきてるんですよ!」
みたいなチューターの先生の代弁者になっていました。
「いやいや、生徒がいないときに座って待ってるよりなんかした方がええやん!暇すぎるとモチベーション下がるもんやねん。」
と反論すると、
「先生が楽したいだけだ!」
みたいなことを言ってきましたね。
「いやいや、チューター業務は教えることを中心に生徒の相談にのったり大学のことを語ってもらったり教室や生徒のためになることならなんでもええねん!
小さい仕事に見える仕事も大事な仕事やねん!
除菌アルコールの入れ替えなんて医学部の知識が活用できそうやんか!(苦しい)
勉強を教えるという仕事が貴くて、雑用気味の仕事が賤しいなんてことはないねんで。
職業に貴賎なしやねん!」
と言いながら、僕が教室の掃除し漏れていたところを掃除してたら、
おじさんの言い訳に呆れていたようです(笑)
まあね。多少の雑用を依頼したのはまあそうですね。
でもね、本当に教える業務が偉いなんてことはないと思うんです。
塾講師は別に偉いわけではないですしね。一般には学校の先生が尊敬されがちな職業で、塾講師はヤクザみないなアウトローな感じかもしれません。
医者や弁護士や会計士や大学の先生や社長さんの親御さんとかも多いですから、お子さんもそっち方面を目指してる子も多いのでしょう。もちろん世の中に貢献する立派なお仕事だと思います。
でも、何か立派な仕事についてるからといって、他の仕事を見下していいかと言えばまったくそうではないですよね。そんな人だったら、結局誰もついて来ないと思います。
大学のときの友人が、
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
というのを座右の銘にしていましたが、当時はなんかいまいち納得感を感じませんでした。
でも、その友人は自分が偉くなることを確信しているからこそそういう気持ちを持つべきと思ったんでしょうね。
僕はまったく偉くはなってないですが(笑)、偉くなるだろう生徒たちにはそんな気持ちをなんとなくもって欲しいなと願ってます。