間違った問題に次に出会ったときにきみは解けるか?
松谷です。
一度間違った問題を次に出会ったときに解けるかって結構重要な話です。
実際には全く同じ問題はなかなか出ないわけなので、次に似たような問題に出会ったときに解けるか?というのが重要ではあります。
しかしながら、普通の学習としては完全に同じ問題を復習することになるわけですね。
それで、完全に同じ問題なのに2回目に解けないことはあるのか?
これは現実的には結構起こり得てしまうことです。
反転授業などで基礎理論を学んでいるときには起こりにくいかもしれません。どっちかというと演習などの複合的な問題を扱うときにおこりやすいかなと。
いろいろ理由はありますが、たいていは、抽出したポイントが身になっていなかった、抽出したポイントが違った、もしくは、前回抽出したポイントと違うポイントにつまづいた、ということですね。
そういうことができるだけ起こらないように次に出会ったときに自分はこの問題を解けるのかというのをよく考えて復習することが大事なわけですね。
案外さらっと流したような最初の式変形をする理由とか第1行目のとっかかりとかが出てこないケースなどもありますからね。
そういう苦い経験を経ていって、実力が上がっていくものですね。
ちなみに、解けた問題のなかでもなんか知らんけど運よく解けたとか、解けたけど時間がだいぶかかったみたいな怪しげな問題は必ず復習しておかなければなりません。
運よく解けた問題は運悪く解けないかもしれない。時間がかかり過ぎた問題は時間切れで解けない可能性も高いです。それをちゃんと入試だとしてしっかり解ききれるという範疇に入れないといけないわけですね。
復習系統って割と新鮮さがなくてつまらない作業に感じることがあるかもしれません。
でも少し間を開けてちょっと忘れたくらいのタイミングに解きなおしとかしてしているときに、解けたりすると自分の成長を感じてとても嬉しいですけどね。新しい自分になったみたいなね。
受験勉強ってつらいときもありますけれど、そういうささやかな喜びも感じながら勉強を進めて欲しいなと思います。それが前進するエネルギーになりますからね。
案外そういう苦労して身に着けた問題と入試会場で出会ったりするもんなのかなと。