2022共通テスト数1Aは追試も難しかった。
松谷です。
今年の共通テスト数学は鬼の難易度だったんですね。
どれくらい鬼の難易度だったかというと、
数1Aの平均点が37.96点で過去最低の年より10点以上離して圧倒的に過去最低。
数2Bの平均点が43.06点で過去3番目の低さ。
そして、数1Aと数2Bの合計でも過去最低点を20点以上離して過去最低。
って感じだったんですね。
特に、去年の共通テストと比べるとその鬼畜っぷりがわかるでしょう。
ⅠA得点 | 2021年 (57.68) |
2022年 (37.96) |
100 | 1932人 | 56人 |
90-100 | 15703人 | 795人 |
80-100 | 46033人 | 4533人 |
ⅡB得点 | 2021年 (59.93) |
2022年 (43.06) |
100 | 4137人 | 182人 |
90-100 | 28613人 | 2009人 |
80-100 | 69327人 | 8474人 |
これわかりますかね。数1Aは90点以上が800人、80点以上が4500人しかいないんですよ。だいたい東大や京大や医学部に合格する人が毎年1万人くらいいますから、その上位半分に入っても8割とれないくらいなわけですよ。70点で偏差値70弱だったかと思います。
しかも、数1Aが難しいときは、数2Bが簡単、数2Bが難しいときは数1Aが簡単とバランスをとられていたのですが、そのバランスもやや無視気味なわけですね。
で、これは本当に大学入試センターの人は難易度を設定する力がなくなったのかなと思ってしまったくらいだったんですね。
それで、追試の方の数1Aを見てみたんですね。
そしたら、なんと、僕の体感では本試と同じくらいの難易度でした。。(簡単といっているひともいます。僕には同じくらいに感じました。何ならほんの少し追試の方が難しいくらいに感じました)つまりこれ何がいいたいかというと、大学入試センターはその難易度を狙って出題していたわけですよ。驚愕ですね。
まあ来年はわずかに簡単になるかもしれませんが、基本的にはこの路線を狙いたいということでしたね。
う~む。京大受験生は学部によっては数学の共通テスト対策不要ですが、東大受験生や医学部受験生などは気をつけないといけないですね。とはいえ今年は対策してもあまり意味なかったとは思いますが。どっちかというと二次レベルの知識とか、その場での臨機応変力がものを言った気がします。
まあでも、共通テスト対策したい人にとっては、追試をやっておく価値はあるということで、置いておきますね。MAXこのレベルを想定しておけば安心できるかなと思います。これより大幅に難しくなることはさすがに考えられません。