予期せぬOB訪問?
松谷です。
昔の稲荷塾の卒業生が、僕の元いた会社のベネッセに興味を持っていたので、
OB訪問?みたいな感じで訪ねてきてくれました。
役に立つかはわかりませんが、僕の知っているベネッセのことをすべて僕の知っている範囲で話しました。
僕自身はやめましたし、なんのしがらみもないので、いいところや、気になるところ?なども普通に全部。
ちなみに、僕は、ベネッセが嫌いになって辞めたとかいうことではまったくなかったです。
数学も英語も教材編集は楽しかったですし、その後、手を挙げてさせてもらえた東京個別指導学院の教室長業務も楽しかったです。さらに、各種学校や県での講演活動や映像授業講師、会員や合格者へのヒアリングなどもなかなか充実していたのかなと。
ただ、働く中で、自分の興味関心が少しずつよりはっきりとしてきて、多少変遷したりもして、それに向かって動き出したという感じですかね。昔、小学校の先生になりたかったというくすぶっていた思いなども思い出したりしてね。
だから、そんなことも話しつつ、辞めた人間だけど、悪い会社じゃないよ!と強調しておきました(笑)
一部の人からは教育界の諸悪の根源みたいに思われているのかもしれませんが(笑)
そして、まあかなり行きたい会社だとして入ったとしても、流れの中で転職したりするのも全く普通のことだと思うよ。みたいな話をしていたところ、
彼曰く、
「今の学生は、ほとんど誰も入社して40年とか勤めようと思っていないんじゃないですかね。むしろそれはダサいみたいな感覚がありますねえ。」
ですって!
いやあ時代が変わってきましたねえ。僕が就職活動した15年くらい前は、まだ終身雇用をイメージして就職活動していたのでね。
まあ僕自身も、ベネッセ→稲荷塾→独立とフェーズが3段階目ですからね。
恐ろしく遠回りしていますけど、それも人生なのかなと思うんですね。
医学部入ってストレートにお医者さんになるようなのも立派なキャリアですし、メーカーなどに入って何十年も勤め上げるも素晴らしいですし、転職を結構していくのも一つですし、独立や起業をするのも一つです。
何が正解というのはないので、自分の心に従って、そのときどきの環境のなか真摯に向き合っていたらたぶん自然になるようになるのかなと思います。
そのあたりは、僕なんかより親御さんの方が深い経験があったりするかもしれませんし、いろいろな職業観とか人生観とかをお子さんに語ってあげて欲しいなと思います。
あー、一方で、アメリカのようにもうちょっと大学入学時点で自分の専門を見据えて、そのまま専門性を生かして就職直結すべしという考え方もありますね。
日本の場合少なくとも高3の大学受験時は受験勉強でかなり忙しくなってしまってなかなか考える余裕がnので、そういうのを考えるのは、高2以下か、大学に入ってからという感じになってしまうとは思います。
なので、高2以下くらいまでにそういう話をいろいろと聞いて、自分のピンとくるものがないかと感性を働かせておくのは重要なのかなと思います。
それに関連して、こんな本を最近読みましたね。(左のやつ)
多少自分の学長をしている大学の宣伝という感じも否めませんが、それでも言っていることはそうだなあとは思いました。