生徒をその友達や親と切り離して見るべきか?
松谷です。
塾生が学校の友達の話をしていて、その友達すごく嫌いなんだよねとかめちゃくちゃ嫌なやつで気が合わないんだよね、と言っていたとします。
そして、そのあと、たまたま、その友達らしき人が入塾を検討してくださって連絡してくださったとします。
さて、そんなときって、こちらは、どのように冷静にその友達のことだけのことを切り離して考えるべきでしょうか?
また、めちゃくちゃ印象の悪い?親御さんがいらっしゃったとします。(塾に在籍してくださってる時点で普通の塾経営者側からは印象は良さそうですけどね。)その親の子供である生徒をどうとらえればいいでしょうか?
理想論は決まってます。
親と子どもは別人格である。
ましてや、友達とその子どもはまったくの別人格である。子どもどうしの勝手な印象も多分にあるだろう。
検討している生徒だけのありのままを見て、塾に合うか、自分に合うか判断すればよい。
です。
しかし、これはあくまで理想論だと感じます。
つまり、どうしても、めちゃくちゃバイアスを持って見ざるを得ないような気がします。
塾生がその友達のことをめちゃくちゃ嫌なやつといったり、めちゃくちゃ頭悪いと言ったとしたら(そんなこと言うのもどうかと思いますが)、どうしてもその方向に引きずられます。
そして、同じ塾生になったとしたことを想定すると変な衝突が起こって面倒なことや面倒な雰囲気になる可能性が高いので、実利的にもそんなことは避けたくなるような気がします。
そんなことを考えるとあんまり同じ学校のましてや同じ学年から大量に採るのは良くないですね。バランスをしっかり考えねばね。
親だってそうですね。そんなにこちらのやる気を削ぐような態度の親の子を一生懸命見たいとはどうしても思いにくいだろうと思います。
連絡を一回一回するのも気が重くなってしまいます。
生徒を精一杯サポートしたい、全力でやりたいと、僕の出来るかぎりの力で伸ばしてあげたいと思ってるだけの自分からすると、なんでそんなに失礼なのっ?と思ってしまうでしょう。
うちの塾には奇跡的にいい保護者さんがめちゃくちゃ多いですが、これまでの塾経験では、ものすごく印象の悪い保護者さんも多くいました。1時間くらい言えないような汚い言葉で罵倒され続けたようなこともありましたね。どこかの議員みたい、はは。うちの塾でも問い合わせの時にすごく失礼なことを言われることもありますかね。まあチェーン塾ではないので、断れるのでいいのですが。塾講師側も、保護者さん側もお互いリスペクトをもって接したいものですね。
まあ、そのようなことをふと考えましたとさ。
できるだけ、生徒の性格や真剣さ、学習態度、学習力や数学的な力などにだけフォーカスして指導したり、入塾を受け入れたりしたいと思っていますが、現実的にはその生徒のバックグラウンドとは切り離せないところがあるのかもしれないなというところですね。