群馬大学医学部で大量留年。1人の狂人が進路決定できる危うさ。

松谷です。

群馬大医学部で大量留年があったそうですね。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3115f04f9cc25de555e4a4424bfeb9d3be7f37b7?page=2

ある学年の留年者の割合が1/3以上になっているそうで、特にある教授の授業で留年した人が、

100人中24人にのぼったそうです。

一人の教授の力?で生涯年収の1年分×24(リタイア間近の1年分が削られたと考えるのが妥当ですから、多分数億円?)削られた格好でしょうか。

税金を投入している国立大学であることを考えるとその教授の評価が本当に妥当性のあるものかというの気になりますね。

でも、大学教授というのは一般には結構アンタッチャブルで、教授になってしまえばなかなかクビも切れないし、命令もされなくなるようです。アメリカとかだと終身在職権をとるまではかなり競争があるそうですが、日本ではそうでないようです。

もちろん、一般に能力の割に海外と比較してそこまで高給をとっていない場合も多いと思うので、それくらいの権利があってもいいだろうという考えもあるとは思います。(実際、僕からすると大学教授の方の能力はとんでもなくすごいと思います。)

でも、研究の能力で教授に選ばれており、それ以降授業について研鑽されているかどうかわからない教授による、不透明なクオリティの授業下におけるパフォーマンスを、不透明な評価基準で判断しているとしたら、それは危険だなとは思います。

医学に関する演劇をさせてそのパフォーマンスで評価しているそうです。追試や再試などもないとか。

落ちた人もなぜ落ちたかわからないとか。

その教授自体は医師免許を持ってるけど、すぐに転学科して、医療業務自体は健康診断くらいしかしたことないとか?そんな人が医療現場における演劇を生徒にさせて、そのパフォーマンスを見るとかできるのかなあ。

 

本当に真摯に考えていらっしゃって、本当に妥当な評価基準であれば医学という命に直結する学問を学ぶ以上、大量留年もやむなしと思います。でももしかしたら、一人の狂人がやらかした無差別テロみたいな可能性も否定できないわけですね。今回の真相は不明です。もし後者だったとしたら恐ろしいですね。

裁判するようですので、そこで明らかになるかと思います。

 

さて、留年や退学などというと、実は塾とも少しは関連があるような気がします。

うちの塾では、反転授業で、数1A,数2B,数3を学びますが、そのときには、1発で進級するか、再受講になるかという選択肢があります。(3回目はありません。)

これは、基本的には点数や学年をもとにこちらで決めています。(少なくともこちらが提案して、納得できなかったりしたら相談してもらうという形をとっています。)

これを提案するときは結構悩みながら考えています。それでも生徒側の気持ちもあるでしょうから、最終的には生徒の意志を尊重しています。ただ、まだ大学受験の最後までを経験してない生徒さん保護者さんからすると全体像が見えないと思うので、こちらがある程度この方が良いと思います。という提案はしなければいけません。

しかしながら、再受講というのはやや留年臭がする宣告に感じられるのかもしれません。

こちらとしては最終的に目標に到達するために一番伸びやすくする確率が高いだろう提案をしているという感じなんです。なので、本当にその生徒を思って提案しているつもりなんですけどね。

恐怖の宣告をしているアカハラ教授と見た目上はあまり違いが見えないのかもしれませんね。悲しいかな見る人が見たら僕も狂人に見えるのかもしれません。

 

小学生部で中学数学クラスに上がるかとか継続するかどうかも僕が判定して伝えなければなりません。

辛い決断ですが、僕が真剣に考えて塾と合わないと考えたらそれは退塾をしてもらうのが最善ですからね。ずっと僕が教えることになってしまうわけですから。そういう生徒が残ったとしてもほとんど意味がなく、生徒も塾も双方がギャップに苦しむということになってしまいますのでね。そういうときにしっかり伝えて間違いなくより良い道があることをしっかり認識してもらうことは大事なのかなと感じます。塾などの教育サービス業なんて実際は数え切れないほどあって、必ず合うところがありますのでね。合わないところに留めさせるのは塾側の不誠実だと考えています。

もちろん、こういう対応をせざるをえないのは、ある意味うちの塾の対応力不足とも思っています。それでも大手と同じく全方位的に攻めたら小さい塾の存在意義ってあんまりないというのも確かかなと。

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