模試は1か月前の実力の一側面
松谷です。
模試は生徒の実力を表しています。
というのはある意味正しいですが、より正しくは、
模試は生徒の「1か月前の」実力「の一側面」を表しています。
だと思います。
本気を出し始めた高校生にとっては、1か月前というのは別人ともいえると思います。
それは自分もだし、他人においてもそうでしょう。
つまり、模試はまず受け止める。良かったなら素直に喜び、悪かったなら素直に反省する。
そして良くても悪くても課題点を明確にして次に向かうと。それが大事ですね。
1か月前に比べてここが成長していると言葉にして言えるレベルで成長し続けられていますか?
もうすぐ夏休みですが、この時期は夏休みにめちゃくちゃ勉強するための布石を打つことも大事です。
この夏休みでこれをしたいから、それまでにこれをしようみたいなね。
僕も遠い昔の記憶では、6月くらいに受けた冠模試の化学の成績が60点中5点とかでしたが、秋のころには35点くらいになっていました。
それは夏休みに集中的にこの課題を克服すると決めて勉強したからだと思います。そして、夏休みにそうするために、夏休み前は英語や数学などはある程度のレベルにしつつ、自分の理科などの課題をどの分野をやるとかどの問題集をやるなど明確化できたからだと思います。
もちろん最近の生徒の理科や社会の勉強は当時よりやや早期化している面があるので、もうちょっと仕上がりが良い人も多いかもしれません。それでも課題がない人はいないと思います。
自分なりに1日1日成長するように進んでいって欲しいなと思います。
ちなみに、難関大受験生ってどんどんアップデートされてるなと感じます。20年前だったらこれをやっていればできていれば有利とかだったものが標準装備されたりしています。入試問題自体も昔は難しいと思われた問題がいろんな問題集に載って標準問題化していたりするのでね。少子化で倍率自体は下がっているので、それと相殺して難易度は昔と変わってないくらいなのかなと思います。まあどの時代を切り取るかによってちょっと違いますが、、。さすがに子供が200万人くらいいる時代は大変だったかもしれませんが。。。