基礎技術が瞬間的に出来る人が考えられると強い。
松谷です。
こと受験数学においては、
基礎技術が瞬間的にできる人が、さらに自分で考えられると強いと思います。
つまり、ベースとして基礎技術が瞬間的に出来るようになって欲しいんです。
たとえば、「直線y=tx-t^2をtを1<t<2で動かしたときの通過領域は?」という問題を見たら、
10秒くらいで基本方針の一つは思い浮かべ欲しくて、
解答かききるまでについて丁寧にやっても10分かかることはあり得ません。
実際は、5分くらいでできるべきかなと思っています。
こういうのが基礎技術です。
こういう基本問題を、手が止まって何やるかわからないけれど、なんとか考えて、
頭をひねって30分後に答えにたどり着きましたでは、
時間制限のある入試問題の中で絶対に勝てないようにできているんです。
ということで、基礎技術が足りない人は、まずは基礎技術をしっかり磨いて欲しいわけです。
そして、こういう基礎技術が出来ている人が、改めて
問題を自然にとらえて、どうなってるのかなと頭をひねって手を動かして考えるという所作を身に着けられると、
まあめちゃくちゃ強いわけですね。
みんなにはそうなって欲しいなと。