反転授業のメリット3つ
松谷です。
反転授業というのは、従来の、
学校や塾で新しいことを学び、家で宿題などを通して演習などをして復習を行うという授業スタイルを、
反転して、
家でテキストや動画などを用いて新しいことを学び、学校や塾では学んできたことを確認したり演習したり発展させたりして定着させるという授業スタイルです。
つまり、家庭学習と学校や塾での学習の位置付けを反転させたスタイルです。
反転授業の効果というのはいろいろあると思います。
まつたに数学塾は、稲荷塾と同じく、稲荷の独習数学とそれに対応するテキストを用いて反転授業を行なっていきますが、5年間教えていて、いろいろなメリットを感じることがありました。ここでは、3つあげたいと思います。
1つめは、半年というスパンが一区切りになったということです。
今まで、1年で教えてきた数1Aとか数2Bとかいったひとまとまりが、半年で一通り教えられるようになったことがまずすごく大きいです。これにより、たとえ高校生から数1Aの学習を始めたとしても、長いと1年半の受験のための演習期間をとれますし、さらにパワーがあれば数1A2Bの演習と数3の学習を同時にすることで2年の演習にすることもできます。また、中学生と高校生のモチベーションの違い、個人の理解力やモチベーションの違いなどに応じて、半年を2回やるという選択肢が生まれたのも大きいです。ちなみに、稲荷塾時代の経験からすると、数2Bを高1でちゃんと一回でクリアできる人は京大に基本的に合格可能なレベルです。中2などで一回でパスする人は京大に単純に合格するかどうかというレベルはだいぶ超えています。
2つめは、勉強習慣がつきやすいということです。
普通生徒に勉強を家でさせるというのはとても難しいことです。ただ、反転授業は予習という宿題をやってこないとあまり意味がないので、生徒も予習をせざるを得ないです。そうしてるうちに予習するのが当たり前という感覚が生まれ保護者さまが望む状態になります。また、家で理解することにどれくらい時間をかけるかは個人に依存しているため、理解スピードとかにあまり依存せず学習が進められます。モチベーションがあれば少し苦手な子でも時間をかけることでかなり高みに登れます。納得するまで考えられるのでね。また、授業ではそのわかる状態から一歩進んでできるという状態を目指すのでそれもより高みを目指せる仕組みになっています。
3つめは、テキストの文章を読み込んで理解しようとするという学習姿勢が得られるということ。
大学数学以降などではかなり難しいテキストを読み込んで悪戦苦闘しながら学習を進めていきます。その思考体力がない人はアカデミックからは早々にドロップアウトして大学生活に違うことを求めるようになります。でもそれは本末転倒であり、できたら避けたいわけです。そこで、役に立つのが独習数学というテキストを使っての反転授業の予習習慣です。文章から自分から物事を読み取って理解するというのはとても能動的な脳の動きであり、大学数学よりは簡単なものの高校数学をテキストから理解しようとするならばそれはかなりよい影響があるのではないかと思います。
そんな3つのメリットがある反転授業は、生徒にかなり好影響を与えるのではないでしょうか。
さらに、まつたに数学塾では、土曜日の自習時間や公式ラインなどサポートも充実している(予定)ので、かなり満足頂けるのではないかと思います!!
ちなみに、小学算数や中学数学は反転授業ではないですね!今のところ!
それもまあ、大人への階段という感じでいいのではないでしょうか!