合格体験記その5

松谷です。

合格体験記がまた一つ届きました!

一橋大に合格した薗部慧人くんからです!彼は友達と一緒に塾での勉強を頑張っていたようで、静かに見えますがかなり友情に熱い男です。数学力も元々嫌いとは思えないくらいメキメキと力をつけていました。文系の生徒にとって、入試が近くなってきたときの文系教科との教科バランスは難しいときもあると思いますが、しっかり最後はまとめてきた彼の体験からは学ぶものがあります!どうぞ!

 

一橋大学 法学部 薗部慧人 洛星高校

一橋大学は今でこそ易しくなりましたが、その数学は文系難関として知られていると思います。しかし、自分はもともと数学が得意でとか、好きでとかでは決してありませんでした。むしろ、塾に入るまでは(今でも嫌いで、法学部に入れて数学をやらないことに解放感を感じている程ですが)数学は苦手で大嫌いでした。その苦手な数学に自信がついたのは稲荷塾・まつたに数学塾のおかげです。

稲荷塾に入塾したのは高一の3月でした。友達に教えてもらい、数IIBクラスで入り、そのテキストのレベルの高さこそ圧倒されましたが、単元テストも難なくクリアし、順調に半年で数ⅡBクラスを終わらせ、友達のいる演習Iクラスに高二の後半から参加させてもらいました。

演習Iクラスにいざ入ってみると、壁にぶつかりました。抽象的な難問への取り組み方が掴めず、予習も1問解けるか解けないかで、ただ授業時間が過ぎるのを待っているような最悪の状態でした。当時は友達とキズを舐め合って、自分としては大した努力はしていなかったのだとつくづく感じます。

高三は友達の話を聞き、面識のない松谷先生の下で学ぶことになりました。そこで薄々自分で気づいていた"全ての方針が見えてないと手を動かさない"という癖を松谷先生に指摘され、自分で壁を作っていたことに気がつきました。難問といえども、基礎の積み重なりで、問題に関係ありそうな定理や法則を書き並べると自然に解答に近づく、という当たり前のことでしたが、自分としては最大の課題でした。その"踏み込み"を意識して取り組み始めたことで、夏前から始めた過去問も、古い問題でも平均2.5完出来るようになり、自信に繋がりました。英語には自信があったので、世界史に集中してオープンの勉強をし、その後共テ勉強に移ると、もちろんのことながら数学力はみるみる低下していきました。 

共テ後、夏以降しっかりとやっていなかった数学に手を付け、基礎の復習を重点的に行いました。その結果、近年易化したことも相まって近3年の過去問は3.5完くらいできるようになっていました。本番は物凄く緊張しましたが、焦らず楽観的に考えて解き、3問答えを書きました。

 

最後にはなりましたが、松谷先生、稲荷先生には大変お世話になりました。合格に導いて下さりありがとうございました。

後輩へのアドバイス

まつたに塾では基礎から発展まで多くの問題に定期的に触れることができます。武器を備えるチャンスです。無理と思った問題でも全力で復習して自分のものにしてください。またこの2年間、友達に負けないように!とばかり考えて、二人で牽制しながら切磋琢磨してきました。皆さんも是非ライバルや仲間を見つけて二人で高めあってください。一人での戦いは試練を呼びます。

文系生へのアドバイス

文系生には演習Iの問題は難易度が高いと思います。稲荷塾・まつたに塾ならではの効率的な解き方は、もともと数学が苦手な人には苦痛に感じるかもしれません。しかし逆に捉えれば、当塾ならではの問題への取り組み方をある程度掴むと、文系の大学入試問題は東大でも合格点に辿り着くと思っています。どんな問題でも壁は多くて3つくらいで、やることは同じです。問題を言い換えて捉えること、使える武器を並べること、適切か条件やミスがないかを確認すること。文系の最難関は発想です。しかしその発想力は武器の完成度と紐ついています。週一の演習の2間を無駄にしないように頭をフル回転させ、頭をヘトヘトにしてください。数学ⅡBクラスを完了して得たその基礎力を活かして、次の一歩に踏み込んでいってみて下さい。全ての可能性を試してみてください。ありえないだろうと思ったその一手が数学力だと思います。文系だからこそ数学で負けないように頑張ってください。

 

 

文系の生徒にとっては、うちの塾の数学は最初やや難しいと思います。でも、東大京大一橋大などの入試において数学はもっとも得点差がつく科目です。そこを嫌い(笑)ななか見事に乗り切ったのは本当に立派でした!答案の力は間違いなく合格者の平均以上のレベルでした!大学では好きな学問を一生懸命楽しんで学んでね!!

本当におめでとう!!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です