東大得点開示からわかるいろいろなこと。

松谷です。

ネットでちょっと眺めていたら東大得点開示がされているようで、

そこからいろいろなことがわかりましたので、共有しておきますね。

 

・理科は得点調整が間違いなくある。今年は物理が史上最難だったそうですが、大問の3分の1くらい書いてなくて、ほかもいくつか間違っていた人で50点弱くらいだろうと思われた人が満点になっていたそうです。つまりめちゃくちゃ得点調整が入っているということのようです。調整の仕方は不明ですが。今年でいうと地学や生物などがやりやすかったようなので、それとのバランスをとっているんでしょうね。でも調整が入るということが分かれば、どっしりと構えられる気がしますね。なお京大は不明。

・0.09点落ち、0.3点落ち、0.6点落ちなど本当に小数点の差で不合格になっている人がいるということ。

・東大理科1類で12点差落ちの人が不合格者ランクBだったそうです。つまり不合格者内順位が300位より後ろ。これは、1点に25人程度がいる計算になり、合格者最低点付近の密集のえげつなさを物語っています。上と合わせて1点刻みの入試の厳しさ残酷さを感じます。

・東大理1の合格者平均点が結構高くて、東大理三の最低点と12,3点しか変わらなかったようです。おそらく少なくとも100人以上(150人?)くらいは東大理三の合格者最低点は超えていそうな気がします。昔は40点くらいは離れていた気がするので最近の情報系などの人気に後押しされているのかもしれません。全国的には医学部人気の方が強そうですが、東大は理一の人気もかなり高そうです。たまたまかな。でも、京大の工学部の情報とかもものすごい人気ですからね。

・東大理三の合格者最低点を余裕で超えているけど、面接に遅刻した人、面接で欠席した人は不合格になっている。面接は得点換算はされないですが、過去の例では面接にちゃんと臨んだけど、うまくいかず不適格と思われ不合格になった人もそれなりにいる。(東大の教授が医者としての適性を判断できるのかは僕は知りません。)

・文系は東大文1,文2,文3とも最低点があまり変わらず、合格するのだけ考えると、理1,2より結構ミスが許されない感じもします。絶対に合格するというのが難しいというか。合格するための勉強量、理解力運用力が仮に同じくらいだとしても、本番で穴が許されないというか、最後の1科目まで安心できないというか。

 

大学全入時代なので楽になっているというのが世間の話だと思うのですが、東大、京大、医学部あたりについては楽になっているようには感じないというのが正直なところです。

受験生は本当に甘くないので、悲壮感を持つ必要はありませんが、健全な危機感を持ちながら勉強に臨んで欲しいと思います。

 

ちなみに、僕のころは得点開示がなかったので、受験生は分析することが不可能でした。今の方が受験生にとっては情報が得られて目標を明確にしやすいからありがたいのだろうとは思います。入学後に自分の点数を知ることに対してどのような感情を抱くのかはよくわかりませんが。。

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