共通テスト問題を解くときの注意?

松谷です。

ちょっと頭の体操みたいな感じで共通テスト模試の問題を解いてみました。

この前買った共通テスト問題集のZ会のやつと去年買っって全部やってなかった駿台のやつですね。

とりあえずちょっとした合間にZ会の数1Aの第1回と駿台の数2Bの第4回をだけやっただけですが、

あ~共通テストってこういうところあったなという注意点がありましたので共有してみます。

まず、新しいZ会の問題集の第1回の問題自体は、難易度や時間制限はゆるめでした。

2022年の鬼難易度を受けて、2023年度の共通テストはだいぶマイルドになりました。

各社の問題集はそれを基準に作っているだろうこともあってマイルドなんだと思います。

少なくとも第1回は2023年の難易度くらいかほんの少し易しいくらいだと思います。(あっちなみにZ会の問題の第1回は第3問の解答に誤植がありましたのでご注意。)

一緒についでにやった去年の駿台の数2Bは2022年を意識しているのでちょっと手応えがあってちょうどいい感じでした。

サンプルは少ないですが、僕的に少し注意な点を挙げておきます。

一つ目は、

「チェバの定理や方べきの定理など共通テストだけやたら出題頻度が高い項目がある程度頭に入ってないとさっと引き出せない。」

ですね。あるんですよね、共通テストだけ出題頻度が高い項目が。図形のチェバや方べきやその逆。データの分析や必要十分単独の問題など。これらは、二次試験だとほとんどお目にかかりませんので、普通に二次試験のノリで行くと引っ張り出すのに時間かかるんですよね。

でも、共通テストだとものすごい頻度で聞かれます。それこそ2年に1回くらいは。そんな頻度で出るものを引っ張りだすのに時間がかかってたら時間配分的に辛いです。ということである程度頭に叩き込んでおかないとだめです。

二つ目は、

「共通テスト独自の誘導のノリを理解しておくべし」

センター試験にはなかった形式があるんですね。しばらく普通の誘導に沿って3小問くらいでなんかの作業をさせるんですが、次の小問くらいでそこまでやった作業をやや一般化して違う事例に適用することを要求してきます。いや別にそれ自体はいいんですよ。ただ、普通にその最後の小問だけでそこまでにかかった時間と同じくらいかかってもおかしくない可能性があるので、多少精神的に覚悟しておかなければならないということですね。それが嫌なら捨てないといけません。

三つ目は、

「大問間の難易度の差がある場合ある」

ということですね。これはまあ僕としてはめちゃくちゃ不満なんです。(確率、図形、整数から2問選択する数1A)、(統計、数列、ベクトルから2問選択する数2B)ですが、その3問に著しい難易度差がある場合があるわけですね。数2Bはたいてい統計がやたら簡単なんですが、それはまあそれでいいですわ。リスクをとって追加で統計の勉強をしてそれを本番で選択している人に多少の旨味があってもまあいいでしょう。でも数1Aの確率、図形、整数はの難易度差が大きいのはいかんなあ。いかんです。しかもその難易度差がマイナー知識の有無でめちゃくちゃ変わる場合はいただけないなあと。確率でポリアの壺が題材になっていましたが、それは知っているか知っていないかでやりやすさが変わりすぎるかなと。

まあでも3分くらい取り組んで直感的にこれは厳しすぎると思ったら違う大問に切り替えるのもありだと思いますよ。勇気はいりますが、3分くらいなら全滅の憂き目にあうよりはましかなと思います。

あっ、ひっかけ問題がひとつもなかったのは良かったなと思います。嫌なんですよね、ひっかけ問題でひっかかるのが。それで減点とかになるとイライラしちゃって。。本質的な理解ミスした場合に間違いを誘うとかならいいんですけどね。

四つ目は、

「それでも時間配分には気を付けろ。1分手が止まったら飛ばせ」

時間が緩くなったとはいえやはり時間配分には気をつけないといけません。本番レベルが急に上がる可能性もありますし、そうでない場合でも詰まって固まってしまえば簡単に5分くらい溶けてしまいます。ということで、30秒から1分くらい手が止まったら飛ばして次の問題に行って戻ってくるのを推奨します。2次試験だったら少し手が止まってもそこからさらに10分くらいの間にどうやって解法を引っ張り出すかを手を動かしながら検討するのが醍醐味だと思います。しかし共通テストは違います。時間制限を考えるとある程度瞬発的に(各小問に5分とか考える時間は絶対にない)解き方は引っ張り出したうえで、思考時間ではなく作業時間としての制限時間が設定されている傾向があります。止まってしまった場合には経験上は、何か条件を見落としていたり、簡単な解法が頭におもいうかばなかったり、変な読み間違や計算間違いをして、袋小路に入っているケースが多いです。それはそこにいてもドツボにはまる可能性も高いんですね。ということで、いったん離れても、全体の大問の最低限取り組むべき問題は取り組んだうえで、もう少し冷静な頭になって戻ってきてください。そうすればたいてい解決しますので。それでも解決しない問題は解けない問題ですから、飛ばして良かったですね~。

5つ目は、

「ルールを守ってね。」

約分をちゃんとする。四捨五入をどうするか。分数があれば分子から書くとか。二重四角は選択肢から選ぶとか。そういうところで、6点くらい平気で変わりますからね。

 

 

Z会のは第1回目だけ見るとマイルドめな感じもしますね。駿台とかの方がもしかしたらもうちょっと負荷をかけて鍛えられるかもしれませんね。

 

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