2023年度共通テスト追試の数1A数2Bはどんなだったか?難易度は?

松谷です。

あれっそういえば2023年度(去年)の共通テスト追試の数1A、数2Bを解いてなかったですね!

(英語とかも)

令和5年度 追・再試験の問題 | 独立行政法人 大学入試センター (dnc.ac.jp)

いやあ今週末の本番前にかなりいい本番感覚を生徒と一緒に感じられそうな気がするので、やってみたいと思います。(受験生も最後の練習用にいいかもしれません。数学に限らず何かの科目だけやるとかでもいいかもしれません。やらないのも十分良い選択だと思います。個人的には、前々日くらいはもう新しいのに手を出さなくていいと思います。知識の確認に費やすのが普通かなと。)

 

いや、本番感覚とか言ったら僕も本当は会場行って受けるべきなんでしょうけどね。。。

今のところ面白そうより、面倒くさそうというのが勝ってしまいますので、、、。すみません。。。

 

まず、数1Aやってみました!

abm.php (dnc.ac.jp)

感想 冷や汗書いた。いや途中いろいろミスったりしてもたついてしまってマーク書く時間5分も入れると時間がカツカツでした。。僕は第3問~第5問の選択問題の中ではいつも正式には?第3問確率、第4問整数を選択するのですが、今回は、急遽、第4問整数、第5問図形にしました。時間少しやばいかもと思って第3問の量が多かったので、急遽変更したわけですね。しかもいつもは時間内で3,4,5問を解くのに、全然それも出来ずということでこの時点で講師としては敗北ですね。。解いた4問分は出来ていましたが。。。試験時間の後でやった確率については珍しい問題で分量が多そうに見えましたが実際には7,8分と割と速く出来たので、結果論的にはいつも通りで良かったですね。。。そしたら時間の余裕がまだあったな。。

 

難易度 いや、この問題平均点情報ないんかい。これかなり難しいですよ。2022年の地獄の数1Aに比べてなら少しましだけどといった感じで、平均40~45点くらいなんじゃないでしょうか。誰もネット上で難易度について何も言ってないなあ。。追試なんてどんな模試より有名な題材なのに。僕の共通テストの練習不足スピード不足実力不足と言われればそうなんですが、それでも誰か解いた人があまりできなくて動揺したらいけないので、恥をしのんで難しめの問題だと主張しておきたいと思います。感覚的には今年ありうる上限くらいの難易度です。

 

内容 ちょっと三角関数やデータの分析あたりとか目新しい感じがしました。整数問題も図形問題もありそうでなかったような問題だったなと感じました。そういうのが出ると慎重になって対応するのに時間がかかってしまう面もあるかなと思います。一回時間を切ってから第3問の確率の問題もやりましたが、やはりこれも共通テストとしてはかなり見慣れない問題でした。中学受験みたいな感じです。二次試験の題材としてたまにあるので、それもあって慣れているのでやりやすく感じましたが。新傾向の問題は本試験ではなく追試験でまず試してみるということのなかなと。

 

ふ~。

気を取り直して、数2Bをやってみます。

abm.php (dnc.ac.jp)

感想 ふ~結局これも時間的余裕がすごくあるわけではなかったです。つまりいつも第3~5問の選択問題は3問ともやっているのですが、数1Aに引き続きまたしても2問分しかできませんでした。。第3問統計と第4問数列をやりました。(試験後にベクトルやりましたが、結局いろいろミスった統計と同じくらい時間がかかりました。)

難易度 いやあこれも数1Aよりはましかなとは思いますが、難しめなんじゃないかなあ。平均50点ちょいくらいなんじゃないかと感じました。つまりこれもこれまでのセンター試験、共通テストの中のかなり難しい部類です。6,7番目くらいの。選択問題の3問の難易度はそんなに変わらないかなと思います。

内容 数1Aに引き続き、数2Bもなんとなく目新しい感じがします。共通テストの目指している方向性っぽいという感じです。文章読んで判断してと、なんか適性検査に数学を混ぜたみたいな。こういうのって二次試験の数学と乖離している気がするんですけど、どうなんでしょうかね。。1番の常用対数表の読みと取りとかあんまりやらないなと。2番の微分積分はやりやすめだとは思いますが、意味を考えて慎重にやりすぎると時間かかります。3番の統計がいつも7,8分くらいで終わるのに、文章量が多かったのと、計算が面倒だったので、時間がかかりました。推定の話なのに、新課程の仮説検定を意識した出題となっています。統計選ぶならこれくらいのレベルは想定していた方がいいですね。4番の数列はやっていることは単純ですが、誘導が少し鬱陶しいなと思いました。あと解答の仕方が面倒なんですよね。数字や式を答えるというより、それが表すグラフや文章を記号選択するんですが、それが面倒くさいなと。。5番のベクトルは空間ベクトルになると平面ベクトルのときより計算に時間が普段よりかかりますのでそれは覚悟ですね。内容的には割と普通かなと思いますが。

 

数1A2Bの全体感想

数1A,2B通して全体としていえるのは、結構共通テストっぽさを強調した目新しめの問題で、かなり難しめの問題ということです。2022年度の本試験の問題は難易度的に分量的に良くないという公式見解が出ていることを考えると、実際に、数1A2Bの合計難易度のMAXとしてありうるのがこれくらいかなと思いますので、直前にこの追試をやっている人は悪かったとしても冷静に経験として受け止めて消化して欲しいなと思います。難しい問題のときは、詰まったらいったん飛ばすのが大事です。時間があれば戻ってこればいいですし、戻ってこれなかったら飛ばしたことが大正解だったということです。

解説はネットなどにもどこでも上がっていますし、よく見たら、Z会の共通テスト実戦模試という問題集には入っていました。

 

共通テストは時間が忙しいのが大変だなと思います。文章もいっぱい読まないといけないし、、。国語の実用文みたいな。

でも、国立などで受けざるを得ない人は対応するしかないですね。こういう問題でも20分~30分くらいで出来る人が世の中にはいるのは事実ですが、まずはそこまで欲張らず自分の取れる点数を最大化することに注力して欲しいなと思います。そこまでスピードを出さなくても100点を取ることは可能ですので。

講師である僕はもう少し短い時間で処理できるようになった方がいいのは重々承知していますので、それは精進しておきます。

 

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