2024合格体験記⑤
松谷です。
体験記をもう一つ頂きました!!
大阪大学工学部に合格した青木くんからです!彼は高3から来てくれましたが、数学をなんとかしなければならないという真剣な思いのもと一生懸命取り組んでくれました。それでも最初の3,4カ月くらいはは問題を前にしてなかなか動けず点数にならない期間がずっと続きました。ただ、何回かある途中のテストである日ついにその取り組みが結実したのが見られたんですね!いかにして壁を突破したのか?どうぞ!
合格体験記
大阪大学 工学部 地球総合工学科 青木願 嵯峨野
僕は高校3年生の6月頃から松谷塾にお世話になりました。高校1年生の際からK進に通っていたのですが、英語と理科は順調に伸びていたものの数学に関しては全くダメダメだったため、K進のとある先生の勧めで松谷塾に通うことになりました。
僕がはじめ数学が苦手だった理由を今振り返ってみると、それは青チャートに記載されている解法を丸丸暗記するような勉強をしていたことだと思います。もちろん、青チャートやフォーカスゴールドといった参考書は受験生誰もが1度は使用する素晴らしい参考書です。しかし、僕はある意味間違った参考書の使い方をしていたので、少し捻られた問題が出された時に対応できないような数学力になってしまっていたのだと思いますし、まず第一に数学があまり楽しくなかったです(解法を暗記することも大切なのですが)。
松谷塾に通い始めてからは、僕の中の数学の世界が変わりました。週を重ねるごとに数学の問題を解く上でどのように頭を使えばよいかが徐々に分かるようになりました。
僕は、演習2と演習数3(受験で合否が分かれる難易度の問題が扱われる)を対面授業で受けて、演習1(どちらかと言えば基礎より)の内容を授業外の自習で取り組んでいました。僕は他の高校3年生の人より約半年遅れがあったため、演習1の課題を他の人の3倍の量ですすめていましたが、それをサボらずに徹底的に復習したことでしっかりとした基礎を身につけられたことが後々良かったことだと思います。
授業後や自習している時には積極的に松谷先生に質問に行き、賢い人が問題を解く際にどのような手順を踏んでいるかを学ぶことができました。これは、参考書をただやるだけでは絶対に掴めなかった感覚だと思います。
僕がこの1年間を通して数学を学び、そして大切だと思ったことは、何を覚えるべきで何を覚えなくてもよい(または覚えない方がよい)かを判別することです。個人的に覚えるべきだと思うのは、何か問題が出てきた時にそれを解くための鍵となりうる解法の選択肢をまとめたものです。簡単な例を挙げると、図形問題を解く時に、「①幾何的に解く②三角比(正弦定理、余弦定理など)を使う③座標を置く④ベクトルを利用する」と、ありうる解法をあらかじめにリスト化していれば、本番の時に解法が何も思いつかないみたいな状態を避けやすくなると思います。このように各分野に応じていくつか解法をまとめて分類して覚え始めてからは、過去問等を解いても悲惨な点数を取らないようになりました。先程の図形問題の例のように解法がまとめられたリストは、松谷先生の授業で配られるプリントに逐一載せられているので、松谷塾に通っている人はそれを1つのノートにまとめるなどして積極的に覚えればいいと思います。逆に覚えなくてもよいと思うものもあります。僕の失敗談ですが、参考書で公式化されているものをそのまま丸暗記するのはおすすめではありません。その公式がどのようにして導き出されるかが大事だと思います。そして、何度も類似問題を解くうちに自然と覚えるというのがベストだと思います。
前期試験本番の1つ目の教科が数学でした。少し難化していて、はじめの15分ほどは全く頭が動かなかったのを覚えています。それでも、今まで松谷塾でやったことを少しずつ思い出していき、何とか及第点ぐらいは取ることができたと思います。自分は解けないけど他の人は解けそうに思える問題が多くて、難化と知るまで全く安心できませんでした。後々振り返ると、数学で大きくしくじらなかったことはメンタル的に大きかったです。続く教科は変に力むことなくしっかり実力を出せたと思います。そして、合格することができました。
最後に後輩に伝えたいことは、受験は本当に残酷で厳しいものだということです。実際僕の高校の友達も、半分ぐらい前期で落ちてしまいました。大袈裟ではなく、本当に1つのミスで合否が変わるような世界だと、この1年勉強をする中でひしひしに感じられました。だからこそ、後輩の皆さんには高校3年生の密な時間を大切にしてほしいです。この1年を振り返ると、これほど自分と向き合った年は今までにありませんし、これからもないのだと思います。合格したからこそ言えることかもしれませんが、例え落ちていたとしても価値ある1年だったと思います。勉強を通じて出会う人との繋がりを大切にして、何より楽しみながら、希望の進路実現を叶えてください。応援してます!
松谷先生と出会い、授業を受けていくにつれ、数学をやることが楽しくなっていきました。もちろん合格できたことは嬉しいですが、それ以上に数学の楽しさを知れたことは人生の財産です。ありがとうございました。
高3からがらっと学習法を変えてなんとかするというのは大変なことだと思います。でも彼は実際にそれをやりきってくれたなと思います。演習2や演習数3クラスだけじゃなくて、演習1でやっている問題についても今週はこの分野をやりたいですなどリクエストをしてくれたりしたので、そこをこちらで彼に不足していそうな部分を厳選してさらに追加でやってもらったりしました。入試の数学は様々な分野が関連し、何かを少しやったからといって成果がすぐ目に見えることはなかなかありません。でも彼はなかなか成果が出ない期間にも、目に見えない地力を蓄え続けて最後にはしっかり花を咲かせたんだなと思います。本当に立派な受験生でした!大学でも期待大ですね!おめでとう!!!