おじさんでも合格できるのか?
松谷です。
今日は自分を更新する日でした。
普段の僕はやはりかなり能力的に不足している感じなので
かなり緊張の面持ちで、臨みました。
なんとか補助の力も借りながらの勝負です。
「はい、これはどちらですか?」
かなり難しい問いを投げかけてくる試験官。
僕は迷いながらも、
「右が正しいと思います。」
これはどうですか?
「うーむ、左でしょうか。」
険しい顔の試験官。
僕の曖昧な答え方を聞いて、
このままではまずいですよという顔をしています。
「それでは、今度は、(問題を)両眼でしっかりとらえて答えてください。」
もう後がないかもしれません。
僕はもう言い切ることにしました。
世の中には勝負に徹しなければならないことがあります。
正直4つの選択肢はどれも同様に確からしく見えます。
自分の存在基盤が揺らいでるのを感じます。
しかし、本当にはったりだとしても気合いと自信があるものが勝つときがあるのです。
「上、いや下です。」
しまったあ。。言い淀んでしまった、、もうだめか、、
次の瞬間、
険しい男の顔から出た言葉は、
「合格です!」
いつの間にか満面の笑みになっていました。
別に彼とて敵ではなかったようです。
彼もただベルトコンベアに乗ってる商品をチェックして次のラインに早く移したい工場員だったということなのでしょう。
「次は4番です。」
という言葉を聞きながら、
自分のラインからいなくなった商品に興味を失った彼の心の中に思いを馳せました。
最難関の試験(視力検査)を能力(視力)不足と思われた僕が、補助の力(めがね)を借りて突破した今、怖いものはありません。
優良運転者講習のなかで有料の無事故無違反カードを売ろうとしているおじさん、何やら任意の変な協賛金を募るおばさん、を見ながら、京都の財政を慮るものの、難なくクリア(何やらビデオが流れていました)。
そして、ゲット。
ただしイケメンに限る
みたいに添えられた但し書きによって、特典を与えられたような気がしましたが、よく見ると、
ただしメガネに限る
というただの制限された免許だったようです。
この文章を筆者が書いたときの気持ちを答えよ。
①免許がとれたという安堵とともに視力の悪化から老化も感じとったアンビバレントで複雑な気持ち。
②更新期限ぎりぎりだった運転免許を更新できた安堵をできるだけ楽しい言葉で表現しようとした結果たいして面白くならなかったので悲しい気持ち。
③仕事の時間が普通の時間とずれていることで、平日の午前中に免許更新ができたことに感謝をするとともに、ネタを提供してくれた免許場に感謝する気持ち。
④そろそろ休みも飽きてきたので、早く生徒に教えたいという思いを、少しでも文章に込めるため、レトリックに富んだ表現を盛り込んだものの、ボキャ貧を感じて読書の必要性を感じているが行動に移しきれずもどかしい気持ち。
共通テストっぽくしてみました。
正解は、、
単純に筆者という立場なら①〜④全部ですね。
でも、出題者が、客観的な文章読解により、文章中の根拠からある一定の答えに収束することを保証して出した問題であるとするなら、、
一応正解は①ですかね。免許をとれた一定の喜びを表現しているとの、視力の悪さを不安視していますのでね。タイトルにもおじさんと入っています。
②は更新期限ぎりぎりということが文章中からは読み取りきれないかと。免許証の写真の更新期限を見ればなんとか判別できますが、際どいですね。楽しい表現にしようとする試みは見られるものの、たいして面白くないとは言い切れないとは思います?悲しいかどうかでいうと、多少の黄昏感はありますが、これは年齢に由来するものであり、文章の不満足からくるものとは言えません。
③仕事の時間が普通とずれていることは言及がありません。事実としてはそうですが、この文章から読み取りきれはしないかなと。免許更新は喜んでることは読み取れますが、免許場に感謝してるとまでは言い切れなそうですね。ディスってますし。
④休みに飽きたのも早く授業に戻りたいのも確かですが、これも言及はされていません。レトリックは盛り込まれているものの読書の必要性を感じているという記述はないですね。
ちなみに、上記考え方が共通テスト現代文の解き方を保証するものではありませんので、、お許しください!!!
まあ、こんな意味不明の記事を書くくらい、ちょっと休みに飽きているということですね!!