共学か別学か。洛星にノートルダムが事業譲渡。

松谷です。

「ノートルダム学院小学校中学校高校」が「洛星中学校高校」に事業譲渡。

ですか。

なんとなく昨日のブログの最後に書いたのですが、改めて会員制の京都新聞以外のニュース記事にも出ていました。

京都のノートルダム小中高、洛星中高の学校法人が運営へ 事業譲渡 | 毎日新聞

京都:ノートルダム女学院 小中高の運営譲渡へ:地域ニュース : 読売新聞

世間一般では、そこまで大きなニュースではないと思いますが、

僕としては、両方母校なので、なんとも気になるニュースです。

まず昨今の女子大不人気化のあおりも受けて大学経営に行きづまって閉校したノートルダム女子大学でしたが、その傘下にあるノートルダム学院小、中、高についても定員割れが続いていたそうで、身売りを決めたそうです。

現時点では経営体力がまだあるそうですが、2030年から始まる少子化の加速を見越して先手を打ったとのことです。

う~む。

まだ、全然なんも決まっていないみたいなんですが、どうなっていくのかは気になるところです。

洛南みたいな小中高一貫みたいなのを狙っていくのか(安定的な小学生の確保)、

小学生を全員入学させるのはさすがに無理があるので推薦を強化するにとどめるのか(無難な選択)、

共学化の流れをどこかで狙っていくのか(女子小学生も入れる?一部OBが猛反対。学校も現時点では否定。

などなどいろいろな作戦はあるわけですね。

 

ちなみに、洛星にとっての共学化の噂は、本当に2,3年に一回くらい流れる風物詩みたいなもんなんですね。

その噂が流れるたびに、生徒が色めきたっていたような気がします。

決して叶わない夢を見させられているかわいそうな男の子みたいな感じでしたが(笑)

ということで共学化に対しては、割と賛成とか別にどっちでもいいよという人も結構な割合でいると思います。

僕も割とどっちでもいいんじゃないという派です。

しかし、一部OBが猛反対しているそうです。

で、この気持ちもなんとなくはわかるんですね。

洛星はちょっと世俗的でないところがある学校でもあって、なんとなくですが、緩くではあるものの、ずっと生徒の雰囲気が伝統的に伝わっていてそんなに変わってないんですよね。

つまり何十年前に卒業したおじさんの僕から見たとしても、今の中学生や高校生としゃべるとあ~なんとなく洛星っぽいなと思ってしまうんですね。ノスタルジーを感じるというか。

要は生物である以上、視線を意識せざるをえない存在である異性を気にしすぎることがないために、現代社会に過剰適応しないでも生き残っている種族がいるといような感じでしょうかね。いや名誉のために言いますが、普通の子とか今風な子とかやんちゃな子もいっぱいますけどね。でも過剰適応していない種族をやさしく放置してあげる雰囲気があるということですね。僕もそうなのかな。わかりませんが。

良くも悪くもいいところなのかなと思います。

それがずっと変化しないでいられるのかというとそれはわかりません。

女性が校長にもなったことですし、変化してもおかしくないタイミングだとは思いますし。

でも共学になったら、きっと結構雰囲気は変わると思うんですね。それが少し寂しいOBがいるということでしょうね。

 

さて、世の中の中学高校は、進学校においてもどんどん共学化している面があります。

このあたりでは、洛南、高槻、西大和学園などは共学化して成功した大きな例だと思います。

男子校としてこのあたりで残っているのは、

洛星、東山、近くの県では、東大寺、灘、甲陽、大阪星光とかでしょうかね。女子校として、京女、四天王寺、神戸女学院、神戸海星などもあります。

 

共学と別学のどちらがいいのか。

 

 

別学の良さを訴える人は、学業に集中できること社会の先入観にとらわれないで役割を果たせる人間が出てくることを主張します。

確かに東大合格者数ランキングに関してだけみると男子校女子校が席巻しているようにみえます。全体の中での割合からしたら極めてマイノリティーな別学の学校が異常な割合でトップ10に入っています。

でも、京大合格者ランキングを見てみると、北野などの大阪の公立高校などにより別学が席巻しているわけではありません。堀川とか西京とか膳所とか天王寺とか他もあります。これら公立は当然共学です。

先入観にとらわれず力強い自立した女子などが生まれるのは別学だという主張をする方も結構いるかもしれません。

 

共学の良さを訴えるひとは、いい意味でも悪い意味でも社会の縮図であるので、現代でもっとも重要視されるコミュニケーション力の自然な発達を押す人が多いかもしれません。

実際共学の学校の生徒は、自然な異性との距離感を取れている人が多いかもしれません。

悪い意味でも社会の縮図であるので、モテるもてないとか、スクールカーストとか、いじめとか、そういったものも発生してしまうような気もしますが。

異性との自然な距離感でいうと、男子校の子とかが、大学に行っていきなり女子と出会うと、距離感がバグっていて見ていられないということがありますのでね。。。

たいていは最初の半年以内には修正されて普通になりますが、それでも最初の半年なり1年なりの機会損失が大きいのか、修正されきらない人もいて、パートーナーとは出会わずに一生過ごす確率もわずかに高いそうです。そしてたとえ出会ったとしても、異性を見る目が育っていないので自分に合わない異性とマッチング?することが多いかもしれません。それは男子も女子もそうかもしれませんね。(あっ、うちの塾の保護者様の皆さまはとても良い方とマッチされたと思います(汗汗)あっ、わたくしめも僕にはもったいない方とマッチしました(汗汗))

 

まあそんな感じです!!!どっちでもいいってことですね!

僕はなるようになればいいなと思います!

 

だいぶ話がそれていきました!(笑)

共学か別学か。洛星にノートルダムが事業譲渡。” に対して6件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    学校HPにもあるように今日は保護者会ですが(後日共有されるので欠席します)が、世間の情報以上の情報は話されないそうです。が、質疑応答の場はあるそうです。

    私は共学化したら理屈抜きになんだかとても寂しいです。。

    1. 松谷学 より:

      そうですねえ。寂しいと感じる気持ちもよくわかります。
      どうなってくんでしょうかね。

  2. 匿名 より:

    はじめまして、親族に洛星OBを持つ女児の母です。
    私は某大阪進学女子校、夫は共学化された奈良の元男子校出身です。

    ノートルから私の母校を目指していましたが、洛星さんが共学化しないまでも、
    帝塚山などのように校舎は別、でも講義レベルは一緒⋯とノートルの女児教育受け入れてくださるなら、遠方まで通わせずにすんで良いのになぁ。
    と夫婦で勝手に期待しています。

    とはいえ、受け手側の困惑も理解できるので、、
    良い方向へ進んでくれたら嬉しいと願うばかりです。

    1. 松谷学 より:

      表向きは何も言える段階ではないと思いますが、事業譲渡がなされた以上何が起こってもおかしくないですね!
      ノートルの大学の敷地どうするんだろうとか気になりますしね。

      拙いブログを読んで頂きコメントありがとうございます!

  3. 匿名 より:

    お世話になっております。このニュースは注目しております。
    私の母校は首都圏某カトリック女子校で、12年間通いましたが、メリットデメリットそれぞれあったと今になると思います。
    カトリック系の学校は、ルーツが修道院ですから、男子校、女子校がほとんどかと思います。兄弟校姉妹校がある学校も多く、一校だけが共学化するのも難しいなどの問題もあるのかもしれませんね。
    検索してみると、カトリック系共学校も全国でみれば意外と数はあるものの、失礼ながら、進学校として全国的に有名なのは愛媛の愛光ぐらいかなと思いました。少子化もあり、地方から共学化が進んでいるのかな、とか、まだ仏教系の方が柔軟に共学化しているようにも見えます。個人の感想です。
    もしも母校が共学化したら、嬉しくも寂しくもないですが、ただ、あの堅物の学校がよく決心したなとびっくりはすると思います。

    1. 松谷学 より:

      あっ、修道院がルーツだから共学化しにくい、躊躇する、かもしれないというのは確かにそうですね!
      仏教系の方が柔軟に共学化してるんですね。
      いずれにせよ、結局共学化は生徒集めの作戦の一つですからね、どうなっても仕方ない面もあるかなとは。

      >もしも母校が共学化したら、嬉しくも寂しくもないですが、ただ、あの堅物の学校がよく決心したなとびっくりはすると思います。

      笑。ノートルダムも堅物だとは思ってるので、身売りした時点でよく決心したなと思いました!

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