ワセリンはアルカン?特別単科講座の思い出?
松谷です。
ふと、洗面台にワセリンが置いてあるのを見かけたんですね。
娘とか息子が乾いているときに塗りたくるやつです。ヒルドイドも塗るんですが、ヒルドイドはなぜか月あたりの本数がかなり制限されているため、ヒルドイドだけではまかないきれないため、ワセリンも使うことがあります。
というか、ヒルドイドだけだと、水分がすぐ吹っ飛んでしまうから、ワセリンで蓋をする感じなんでしょうかね。はて。
いや、いつもは別に気にしないんですが、ふと今日、それが目に入ったのは、ワセリンのチューブの右上の方に、
CnH(2n+2)
と書いてあったからですね。
これは30年前くらい???に勉強していた有機化合物のアルカンじゃないのか??!!
とワクワクしてしまいました。
Cは4本の腕があって単結合で水素がつながってる場合は、CnH(2n+2)の形になってアルカンになるんでしたね。確か。
CnH2nだったらアルケンで、CnH(2n-2)だったらアルキンでみたいな、それらに対してヒドロキシ基みたいないろんな基が付加したり、置換したりする様が、なんともパズルみたいで面白かった記憶があります。
構造決定といったらパズルの最たるもので、知識と性質からの多少の推測を元に、物質をあてにいくのがなんとも宝探しみたいで面白かった記憶があります。
ちなみに、僕は化学は塾などに行って習ってなかったのですが、ご厚意で当時通っていた稲荷塾のチューターみたいな先生が有機全体を確か高2の夏休み?に2日で全部教えてくれて、それで共通テストくらいまでの基礎はほぼOKなったのでありがたい限りでした。(4時間×2くらい?ちょっとうろ覚えですが。)
そういうのって需要あるんですかね。物理とか特別講座開いてみたいみたいなことを言っていたチューターの先生もいたので、そんなんもあるんかなとふと思いましたね。まあ今はスタディサプリもあるしyoutube無料講義もあるし参考書も当時よりだいぶ充実しているからそういう需要はなくなっているのかもしれませんが。
おっと話がそれました。
ということで、ワセリンはCnH(2n+2)みたいで、アルカンかという話ですが、
::ワセリンとアルカン | タフなハンドクリーム 開発日誌 (武蔵野ワークス)
ちょっとブログ記事を拝借しますと、そうみたいです。
原油を精製して作られたのがワセリンで、ワセリン自体は混合物のため分子式が特定はできないものの、炭素数が16~20くらいの炭化水素の混合物であるようです。
えっ、重油?!軽油?!灯油?(下参照)そんなのをこどもの顔に!!ひえっ!みたいに思う気もしますが、むしろ完全天然由来のものであるので、純度の高いワセリンは身体に害は極めて少ないそうです。
(炭素数によるアルカンの名称の変化)
・炭素1個・・・メタン(CH4)・・・燃料ガス
・炭素2個・・・エタン(C2H6)・・・燃料ガス
・炭素3個・・・プロパン(C3H8)・・・液化石油ガス
・炭素4個・・・ブタン(C4H10)・・・液化石油ガス
・炭素5個・・・ペンタン(C5H12)・・・溶剤
・炭素6個・・・ヘキサン(C6H14)・・・ガソリン
・炭素7個・・・ヘプタン(C7H16)・・・ガソリン
・炭素8個・・・オクタン(C8H18)・・・ガソリン
・炭素9個・・・ノナン(C9H20)・・・ガソリン
・炭素10個・・・デカン(C10H22)・・・ガソリン
・炭素11-14前後・・・灯油
・炭素14-17前後・・・軽油
・炭素18-19前後・・・重油
・炭素20前後・・・潤滑油
・炭素20以上・・・残油(パラフィン・ワセリン・タール・アスファルト)
ペンタとかヘキサとかヘプタとかの接頭辞?で機械的に名称が決まっていく様が楽しかったですね!確か!