2023共通テスト数学1A,数学2B感想

松谷です。

受験生の皆さん本当に二日間お疲れさまでした!!!

経験したことがないような緊張感のなかとにかくファイトした皆さんに頭が下がります。

 

さて、去年の難しさからどうなるかというのがめちゃくちゃ注目されていた共通テスト数学です。

https://www.asahi.com/sp/edu/kyotsu-exam/shiken2023/day2.html

結論からいうと実力がある人は取りやすい問題だったと思います。

まず時間にそんなにあせらなくてよかったのが大きいなと感じます。

前回は数学を教えている人(つまり塾の先生、高校の先生とか、大学教授とか)がやってもちょっとミスすると解ききれないみたいなことが起こりうるようなとんでもない分量でした。

 

それに対して、

今年度の共通テスト数学はマイルドなものだったと思います。

 

まず、数1Aについて。

数1Aは去年の鬼難易度と比べると穏やかになり時間も余裕があり、講師的な人なら対策を行わずに時間を気にすることなくほぼ満点が取れるといったものだったかなと思います。僕も去年より20分くらい短縮されましたね。(もちろん試験場のものすごい緊張感で解いているわけではないので、速く解けたというのはあくまで去年に比べて相対的な話ですので悪しからず。試験場で解いている皆さんが一番偉いです。)

実際に生徒の速報値でも90超えている人がまずまずいるなという感じです。

テスト作成者側が計算量にめちゃくちゃ気を配っているのがありありとわかりました。だって途中の計算をやってくれているんですもの。それらの計算をもし全部させられたとするとやっぱり地獄のような問題になったと思います。配慮してくれて良かったです。

1の計算や平面図形空間図形のところはそこまで変化がなかったですが、2の二次関数やデータの分析のところにとても配慮が感じられました。

3,4,5の選択問題については、

3場合の数確率は素朴な設定で特に頑張って公式を使うとかではなくひたすら数えるという感じでした。思ったよりあっさり終わってちょっと大丈夫かなって心配になるかもですが。

4整数問題はやっぱりax+by=~の不定方程式の形ですが、多少いつもと違う流れなので少しだけあわてた人もいるかなと思います。

5図形の問題についても落ち着いてやれば難しくないと思うのですが、どうしても図を一から書いていろいろと点を書かなければならないのですがそのときに焦りを誘発するような感じがしました。

まあでも、平均点も去年の37からはだいぶ回復して50ちょいくらいになるんじゃないでしょうか。

 

次に数2Bについて。

時間的にも定型問題の数的にも数2Bの方が数1Aより少しやりやすいでしょうか。

1三角関数、指数対数ともに割と定型的な問題。

2微分積分は少し実用的な問題にしようという試みがあるもののやりやすい。

3統計はやたら簡単でバランスを欠いていた去年よりは難易度を上げていましたが、それでもベクトルよりは簡単かなと思いました。

4数列は年利や複利を題材にして実用的にしようという試みがるがやりやすい。

5ベクトルは結構誘導にのり続けるのがしんどい感じがして数列より手間がかかる。

 

僕も選択問題3問中3問やっても余裕があるといった感じでしたので、これも昨年度に比べて明らかに簡単になったかなと思います。

数2Bは数1Aに隠れていたのですが、実は去年結構難しくて過去3番目の低さだったのですね。それに比べるとだいぶやりやすくなっていました。

実際、数2Bの方が生徒の点数の速報値も数1Aより高かったかなと感じました。

平均は60は行かないくらいでしょうか。

 

ということで、全体的に無難に終えやすかったと思うので、事故がなければ、多少良くても多少悪くても、二次試験勝負にファイトしにいって欲しいです。

それが本来の姿だと思うので。

こんなものでいいんじゃないでしょうかね。共通テストの難易度としては。どうでしょうか。

 

どっちかという国語と地理の出来が結構分かれていたイメージです。

理系にとっては結局国語社会が失点の大半を占めるのでね。。

 

 

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