手を挙げられない我が子を見て思い出す。
松谷です。
この前の授業参観の続きなのですが、自分の子どもが手を挙げられないんだなあと観察していました。
親の立場から見たらもっとぐいぐい行けばいいのにって思ってしまいます。
家の中での傍若無人?な様子から見るとなんとなくね。
でも、思い出したんですね。
あ~、自分も全く手を挙げられるタイプではなかったんでした。
ず~っと手を挙げられない子供でしたかね。
小3の小学校の先生が好きでそこで少し気持ち的に前向きになれたんだったかなと思います。
それで、小3か小4の頭くらいで1年?くらい通った算数専門塾の影響でもう少し自信が持てるようになって。
それでも手を挙げられなかったかなあ。
小5?くらいの授業で初めて自分から手を挙げたような気がしますね。
そのときの光景を今でも覚えているんです。
理科の授業で誰も答えられない問いかなんかで教室がし~んとしていたんですが、僕が知っているっぽいものだったので、
「違うかもしれないですが、黒雲母ですか?」
って答えたんですね。
それが正解だったんですね。すごく恥ずかしいような変な気持ちでした。
でも、たまたま5分後くらいの問いで、これも誰も知らないやつで
「自信はないんですが、石英と長石ですか?」
と答えられたんですね。
それが何か喝采を浴びたのを覚えています。
ぞわ~っていう気持ちになりました。
これは本当にただ単に少し前に何かで読んだか、行き始めたばかりの塾で習ったかしただけだったと思います。ただの知識問題です。
しかも子供ながらに恥をかきたくないと思ったのかすごく自己防衛しながら答えていましたね(笑)
でも、その日はなんだか自分の気持ち的な転換点になった気がしましたね。
引っ込み思案な子が自信を得るみたいなね。いじめっ子にも一目置かれるみたいな。
そんな転換点に立ち会える可能性があるから小学校の先生って魅力的だなと思って憧れていたんです。
その後、自信を持ちすぎて、先生にまで教え方論争を吹っ掛けるみたいなクソ生意気小学生になってしまうんですけどね(笑)
でも、きっちり、中学受験のお試し受験でへこまされるのは、後の話です(笑)
まあいろんな子がいますよね。そらそうです。
何か自信を持てるものが一つ見つかるといいですね。
それのきっかけにうちの塾がなればそれは幸せなことです。