秋の模試は本番仕様
松谷です。
秋の模試というのは、入試が近づいてきているのもあって、本番仕様にかなり近くなっているかなと思います。
夏の模試は現役生配慮のため、試験範囲が結構限られているんですね。(おおっぴらには宣言することはないですが)
たとえば、数学は数3の積分の体積計算とかは出ることはほとんどなく、数3は出るとしても極限や微分計算、複素数平面くらいから出されることが多いです。理科とかでも、化学の高分子や、物理は原子分野とか、そんなところはほとんど出ない思います。
一方で、秋の模試はそんなことないです。
まず範囲は完全に全範囲になっていますし、数学も理科も高3で習う知識、場合によってはまだ習ったか習ってないかぐらいの知識が出ることもあるわけですね。
それに伴ってともいえますが、難易度も夏の模試よりは上がるイメージです。
ちょろっとだけネットに転がってた京大オープンの問題を見てみましたが、それでも結構うっとうしい積分の体積問題があったかなと。計算自体が大変というより結構そういう問題への経験値が必要な問題かなと。
トータルすると夏よりは難しいんじゃないかなと感じました。受験生の成長分を差し引いても平均点は下がるような気がします。
京大はまだ数1A2Bが多く出がちな大学ですから、感じにくいかもしれませんが、東大や阪大などの模試は数3Cの知識が結構要求されるのでより顕著に感じるかもしれませんね。
いずれにせよ、模試は模試ですので、そこで学んだことを生かして向上するのみです。
まだもう1回くらい冠模試がある人もいると思いますので、改善して次に備えて欲しいなと思います。この時期の受験生は1週間、2週間でものすごく変わりますから。