塾講師は東大京大医学部に将来受かるかどうかを小中学生時点で分かるのか

松谷です。

学校の先生や塾講師は、将来生徒が東大京大医学部に受かるかというのが中学入学時点で分かる

 

というようにまことしやかに言われています。

 

つまり、その子の学力の伸び幅をピタリと予想できるといわれているんですね。

 

そのベテランの先生には備わっているとされる慧眼が自分にあるかというと…

 

 

 

 

ないんですね。すんません笑

 

 

まあ、この子すごいなとかそういうのはありますよ。それは。

自分より現時点で明らかにすごいなみたいな小中学生くらいはわかりますよ。そりゃ。東大京大くらい軽く受かるんだろうなみたいな。

でも、ものすごく化ける人もいますし、

何かのきっかけでモチベーションがめちゃくちゃ高まってすごいことになる人もいますし。

すごかった子ももしかたらどこかで気持ちが向かなくなるかもしれませんよね。

だから、将来完全にどうなるかっていうのがわかるかっていうとわかりませんよね。

もちろんこの子レベルが低すぎて塾の教材では教えられないなというケースももちろんありますよ。でもそれとてその時点での話ですからね。あと、その塾の教材システムの範囲では教えられないだけといえばだけですしね。

 

というか完全に講師が生徒の伸び幅を分かっていると思い込むのも危険すぎる気がするんですね。個人的には。

講師がなんかわかった風で生徒の才能の上限や下限を決めてしまったら、結局その生徒はその枠からはみ出るのを阻害される気がするんですよね。

だから正直わかりません。

わかりませんけど、その子のベストくらいを引き出し続けるようにサポートして、どこかでさらに化けるならそれはそれですごいですし、地道な積み重ねを続けているうちにいつまにか元の場所がわからないくらいに高みに来てしまったみたいなこともありますよね。

だから、僕にできるのは、

あくまで現時点でこの子がうちの塾の教材やシステム上で学習を進めているいけるのかをまず確認して、学習を進めていけそうならその子の行けるベストまで引き出せるようにサポートし続けるということだけです。

 

でも、そうしていれば、もし、学力レベルが東大京大レベルに高まらなかったとしても、自分の中での伸びを感じ最大限に高まっていれば、それは社会人以降でまた違う勝負で勝つ礎になる気もしますしね。多分生徒にとっては意味がとてもあると思っています。

 

もちろん親御さんが僕ら塾講師に客観的な目を期待されているのはわかります。

親は自分の子どもを教えるだけしかできないですから、自分の子が一般的に結構学習が得意な方なのかとかそうでないのかとか分からないんですね。兄弟がいなければなおさらわかりません。だから、僕らがたくさん経験した中で分かったことを伝える義務があるとも思っています。その中である程度の客観的なことも進度や理解のスピードなどでお伝えはします。でも、それも未来永劫そうなのかというとそういうわけではないですからね。

僕らにできることはまあ実際は少ないのかもしれませんね。

でも、塾を選んでくださったことを後悔されるということがないように、全力を尽くすことはお約束したいと思います。