合格体験記その1

松谷です。

入試が終わったばかりですが、早速推薦合格者による体験記が届きましたので、共有したいと思います!

近年東大京大にも導入された推薦入試ですが、実際はかなり狭き門な上にレベルも高すぎると感じる面もあり相当希少な生徒しか受からないという印象です。そして実際の選考のレベル感がかなり不透明です。しかも本当に一般入試の直前まで合格は分からず、共通テストもかなりハイレベルな点数も求められますから、一般と完全に両立しないといけないんですが、この一般と推薦の両立はめちゃくちゃハードなことだと思います。ただ、高校生活で自分の興味関心を深め誇れる実績も持ったならば狙ってみる価値はあるのだと思います。そんな本当に手探りの中最後までやりきった彼の希少な合格体験記からはきっと何か得るものがあるのではないでしょうか。どうぞ!

 

合格体験記

 

東京大学 理科一類(工学部) 大西 諒  洛星高校

 

この度、私は学校推薦型選抜により東京大学工学部に合格し、前期課程を理科1類で過ご したのち、後期課程より工学部へ進学することとなりました。推薦生は 合格発表が一般入試の前なので記念すべきまつたに数学塾の合格者第1号にもなれました。第1号はとってもうれしいですね。 私は松谷先生には稲荷塾時代から、高2の後期に数Ⅲを、高 3 になって演習2演習数Ⅲを 教えていただきました。先生が数学のみならず英語など受験に関わるさまざまなことについてアドバイスして下さるという話は他の体験記でも書かれていると思いますので割愛します。(一つずつ書いていたら字数がとんでもないことになりました、苦笑)先生は受験について知らないことだらけだった自分を導いてくれた存在です。受験期は松谷先生のアドバイスを聞いておけば失敗しないという安心感がありました。また一方で松谷先生には伴走者のような存在としていつも自分に寄り添って支えてもらいました。そして、先生は私 が東大を目指すきっかけをくれた人でもありました。 松谷先生には様々な悩み事を聞いてもらいました。特に進路、志望校についての悩みをたくさん相談しました。自分が本当にしたいことは何か、どんな学部に行けばいいのか、データサイエンスと経済という文理も異なる 2 つの領域にまたがる自分の関心を1つずつ解きほぐし、自分の言葉にできなかった思いを明らかにすることにたくさん協力してもらいました。何度も何度も親身に寄り添って一緒にどうすればいいか考えていただき、自分の進路について 18 歳なりに真面目に向き合った結果が、最終的に自分を東京大学に導いてくれたと思います。というのも実は、私が 9 月ごろまで志望していたのは別の大学で自分が東大を目指すなんて想像は微塵もしていませんでしたし、行けると思ったこともありませんでした。ただ、悩みに悩んだ末に最後は自分が志望校を上げてまで東京大学に出願するわけですが、出願を決心させる決定打となったのが松谷先生に相談する中で教えてもらった学科の存在であり、松谷先生という自分の尊敬する人が東大出身であったという事実です。受験対策は常に推薦と一般の 2 次試験対策を両立となり、松谷先生には両方の面でサポートしていただきました。特に推薦の面ではそれまでの相談の中で自分の思いが整理・言語化できていたので書類の準備もはかどりました。また、東大の本番同様 45分程度面接練習もしていただきました。その甲斐あってか面接本番はリラックスして受験できました。また、質問の内容も 1 問を除きすべて想定していた範疇の内容でした。残りの評価対象で ある共通テストも基準点を超えることができたときには自分のことのように喜んでいただけました。かなり特殊な受験ではありましたが、いつも自分に寄り添って、親身になって受験のサポートをしていただきました。だからこそ何が何でも合格を届けたいと思っていましたし、こうして微力ではありますが、まつたに数学塾に貢献できて今は安堵と嬉しさがこみあげてきています。 私の受験生活は本当に色々な人に支えられました。家族、松谷先生、稲荷先生、学校の先生方(ある人には産休直前に書類執筆を頼みました)、塾で一緒に授業を受けて自分に刺激を与えてくれた人達、特に自分に稲荷塾・まつたに数学塾を紹介してくれたTくん、推薦書を執筆してくれた大学の先生、大した接点もなかったにもかかわらず面接について丁寧に教えてくれた 1 個上の先輩(になった人)、数えだしたらキリがありませ ん。本当にどこか不思議なめぐりあわせというか縁に導かれるように気づいたら東大に吸い寄せられていました。科学オリンピックのような実績もなかった自分が拾ってもらえた 要因はこのたくさんの出会いのおかげです。本当にたくさんの人にお世話になりました。 そのなかでも特に、松谷先生との出会いがなければ私は東京大学に合格することも、受験することもなかったと思います。本当に松谷先生には自分の人生を変えてもらいました。 尊敬する先輩のようになれるよう精進してまいります。 本当にありがとうございました。

追伸)松谷先生の本職?である数学も伸ばしてもらいました。実際、夏と秋の冠模試(東大 ではありません)で B 判定が出たのは数学で稼げたおかげですし、自分が志望校を変える ときの学力不安を解消してくれました。

後輩へのアドバイス

推薦については私の経験や実際の質問対策等をまとめた資料を松谷先生に預けてあるの でそちらを参照してください。

モチベーションについて

・自分の目標をしっかり見つけてください。大学に行って何をしたいのか、どんな研究室 に行きたいのか、などです。より具体的に目標が定まれば定まるほどより勉強にも主体的 に集中して取り組めると思います。一方で、偏差値で志望校を決めるとどこかで息苦しく なると思います。私の経験的には大学院の HP がかなり参考になったのでおススメです。

・高校生活をもう後悔がないと思うくらいまでやり切りましょう。やり切ったという実感 が自分を前進させる大きな原動力になると思います。

・習慣は大事だと思います。私の場合、毎週月曜火曜日は塾で自習をすることで勉強のサイクルのスイッチを入れるようにしていました。あとは、マンネリ化を防ぐために違うルートのバスにのってみるとか、杏仁豆腐じゃなくてわらび餅を食べるとか、敢えて崩す部分を作っておくのも意識していました。

数学について

・復習の精度にこだわりましょう。やっぱり、まわりまわって実際に答案を書いてみるのが効率的には一番いいと思います。とにかく計算や日本語を端折ることなく全部やるのが 一番大事だと思います。

・解答の意味理解つまり和文和訳・数式和訳をしっかりするのが大事だと思います。私の場合、意識的に配られた解答に青ペンで自分の解釈を図や言葉で書くようにしていました。ぱっと見同じことを書いていても意外と自分にしっくりくる表現は違ったり、端折られている途中式が欲しくなったりします。そういった部分は瞬間的・感覚的に処理されている部分が多いと思うので、特に注意していました。

 

 

 

彼をずっとそばで見ていてメンタル的なもの分量的なもので本当に大変そうでしたが、それでもやりきったことを本当に尊敬しています。それに、彼の面接練習プレゼン練習に付き合っていたのですが、その内容が、東大生の平均的な学部の卒論発表くらいになってるやん!と思ったんですね。だから、きっと彼が大学に入ってからさらに活躍してくれることを大いに期待したいと思います。実際にこの合格は一重に彼の力だと思いますし、僕がしたこととかはほとんど関係ないと思います。ただ、それでも周りの方々に感謝しながら進んでいく姿勢をすでに見せている彼の将来には本当に期待しかないですね!大きくなれよ!おめでとう!

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