追い込む受験生。ウサギと亀なのかアリとキリギリスか

松谷です。
追い込む受験生で急激に伸びる生徒を見ますね。

そこで、思いだされるのは、
ウサギと亀の話とかアリとキリギリスって話ですね。

ウサギと亀はざっくり言うと、先行していた快速のウサギがサボっていてそのうちに鈍足の亀に抜かれてしまうよっていう話です。

アリとキリギリスは、地味にコツコツのアリさんが冬に向けて準備していて、一方で才能のありそうなキリギリスさんが夏に遊び惚けて冬になったら食料なくて焦るもどうしようもない。それでアリに見殺しにされ凍死するという結末。もしくはその結末は童話としてはそぐわないから一般的に採用されてるのはアリから食料をもらって改心するっていう結末でした。      
    

つまり、このストーリーたちには、
ウサギ最後に大逆転、キリギリス一攫千金(食料ですが)、カメ最後の最後に差し切られる、アリ貯金を全部盗まれるみたいな話がないわけですね。

でも、僕が思うに、それって少しおかしくないですか?

追い込みが効くウサギ(勉強得意組?)は遅くからスタートして追い抜いていく可能性が大いにあり、もちろん討ち死にも多くあるという感じのはずです。
そこの成功体験をかかないのはあまりにも嘘ですね。

そして、コツコツ組のカメ(努力型。アリ。)はその準備が奏功して逃げ切るというパターンも多くあれば、それでもウサギやキリギリスに抜かれてしまうというパターンもありうるはずです。

特にカメのようなコツコツが後ろから差し切るって受験を考えたら基本的にありえなさそうなことですからそれ変なことですよね。受験間近になったらウサギも必死にやりますからね。

僕はたぶんアリとか亀タイプだったと思います。まあ、模試の判定とかでも安全みたいな感じが早めに出ていたけれど、どんどん勉強をして追い上げてくる級友に焦るみたいな。それでも抜かれないようにこちらもやるしかないかみたいな。

でも、別にカメでもウサギでもアリでもキリギリスでもなんでもいいんですよね。

目標があるならそれに向けてそれに間に合うように自分のタイミングを調整していけばいいんだと思います。

自分がアリやカメだと思ったらそれに応じて早め早めに積み重ねたらいいです。でもリードしてても油断はできません。なぜならカメだからです。

ウサギだと思ったら差し切れるタイミングを考えてスタートすればいいです。でも自分の力を見誤ってはいけません。自分はウサギの被り物をしたカメかもしれないからです。

もちろん、ウサギの力をもった人がアリのようにせっせせっせと準備するような人もいるでしょう。そういう人は必然的に目標が究極に高まっていきそうな気がしますが。