今年は共通テストの出来も意外に結果を左右した?
松谷です。
共通テストってそんなに好きなテストではありません。
2次試験の勉強を11,12,1月くらいに遮ってしまうものというような認識はあります。
ただ、今年の入試の結果に関していうと、共通テストに失敗した人が挽回しにくかったのかなと感じています。
2次力的には合格ラインにのってる人が共通テストで大負けした場合はなかなか逆転しにくかったような気がしています。
ちょっと数が少ないのでこれが全体的な傾向なのかはわかりませんし、相関があるだけで、因果関係があるのかはわかりませんが。
特に、地方の医学部とかを狙う場合は共通テストの点数がかなり重要になる面はあるかもしれません。2次力があっても高得点勝負になったとき逆転しにくいというか。
今年の難易度でいったとき70%くらいのできの人は結構苦しかったのかなと感じました。(去年はかなり難しかったので70%でも勝負できました)
もちろんかなりうまく志望校を選べばなんとかなるケースもあるとは思いますが、基本は共通テストでもある程度の点数をとっておくべきと。80%くらいは欲しいのかなと。(センター試験時代と違って90%はなくても勝負になるところはいっぱいあります。というかほとんど全部ですね。)
社会とか国語とかそれぞれの不安すぎるところがあればそれはしっかり潰しておいて臨むべしと思います。
直前の準備にかけた時間と共通テストの得点が比例しているのかはちょっと疑問でしたので、高3でちょこちょこある共通テスト模試のタイミングで自分の現状を冷静に把握して埋めておくべきことは直前にこだわらず埋めておくべきかと思います。
うちの塾としては、共通テストにかなり失敗しても最後まで逆転を信じてめちゃくちゃ応援しきったつもりですが、それでも届かなかったケースもあり、やはり現実として、共通テストが全然とれてない人は放置してはいけないということは伝えておかないとなと思います。
最後の1,2週間の集中対策でうまく行く人もいるんですが、それは既にある程度とれる人がアジャストしてるだけなんですね。もう途中の模試とかである程度欲しい点数がとれていて最後の詰めどころを分かってる人たちですね。
冷静に自分を見て、そして、志望校の得点配分をみて、やるべきことはやって欲しいと思います。
学校がばきばきにやってくれるところならそれに乗っかっていけばいいのかもしれませんが。
うちの塾としては二次試験が最重要というスタンスは変わりません。
ただ、残念な結果を少しでも減らすために、共通テストも大負けは避けるべしというのは伝えておきたいと思います。