あっ、そういうことかという納得を元にそのアウトプットを積み重ねれば自ずと成長する。
松谷です。
僕は結構生徒のことを細かく見るタイプかもしれません。
だから、あーだこーだ口を出したりおせっかいをしたりするかもしれません。数学の内容を理解してもらいたい、できるようになってもらいたいという思いからです。
しかしながら、本当に理解しているかどうかは本人の中にしかないのかなと思います。
形上つまずきが見られた箇所を解説し、わかったとなったとしても、それが本物かはわかりません。
まず理解しているかは本人にしかわかりません。自分の中に知識や論理のつながりがないところに、あーそういうことかと納得し、つながりができたとき初めて理解したとなるわけですね。
そして、たとえ理解したとしても、アウトプットしなければ理解をものにすることはできません。
なぜこうなるのか、なぜこう解くのかを理解して、それをアウトプットする。
中学数学、高校数学の勉強は、それだけといえばそれだけです。
シンプルです。慣れれば病みつきになるかもしれません。
問題が解けない人はそれのどこかを怠っているだけなのかなと思います。
もちろん、もしかしたらこういう原因なのかなと思って突っ込みますし、詰め寄る場合もあるかもしれません。
それでも結局、最終的には自覚がなければ頭の中の行動や外側に出てくる行動は変わりません。
すっとうまく対応してしまう人もいますし、人によってその変化のタイミングが遅れてやってくる場合もあるなと思います。
願わくは塾にいる間にそのタイミングが来て欲しいなと思います。
何がきっかけかは人によると思いますが。自然な成長の場合もあるでしょうし、お友達の場合もあるでしょうし、叱られた場合もあるでしょう。
昨日、学習姿勢が悪い生徒に真摯に叱っていたチューターの先生がいたので、それに感謝しながらそんなことを思いました。
塾というのは成果が出るまでそんなに長く待ってもらえないのが普通ですからね。うまく行ってない人はなんらかのきっかけにより意識が変わって早めにいいサイクルに入って好循環の中勉強して欲しいなと願っています。