速く進めば勝ちというものでもない。
松谷です。
数学の学習でいうと、基本的に数学が得意な生徒ほど速く進みがちです。
理解するのが速かったり、計算が速かったり、考えるのが速かったり、好きだから家で多く時間使ったりするからですね。
でも、一定以上のスピードがあるなら、速ければ勝ちとかいうことではないかなと思います。
しっかり理解しながら進めてもらえればなと思います。雑に進めすぎても微妙なわけです。
一定以上のスピードというのは、中学数学でいうと、1年間で中学数学を終えられる程度のスピードです。1回の授業で、4枚くらいのプリントが終えられるスピードでしょうか。
小学生部でいうと、時間がその半分ですから、その半分弱程度のスピードです。1回の授業で1~2枚程度のプリントが終えられるスピードでしょうか(これでだいたい4,5カ月くらいで1学年が終わります。)小学算数のプリントでしたら、初学でしたら4枚程度でしょうか(これでだいたい2か月~3カ月で1学年終わります)。
もちろん、かなりのモチベーション、しっかり理解したうえでのかなりのスピードならそれを押しとどめるつもりはありません。
うちは無学年制の塾ですから、そのあたりの自由度が売りですからね。
ただ、焦りすぎる必要はないよということですね。(小3くらいのかなり算数が得意そうな子にどんどん先に進ませすぎて自分の能力を超えたあたりでつまらなくなって目の輝きがなくなったというのを何人か見ていますのでね。)
進度的に有利っぽくても形のうえだけでは意味がないことはもう各附属小学校の中学数学先取りの歴史が証明していますのでね。
学習そのものを楽しみながらしっかり理解を積み重ねていったうえで気づいたら結構進んでいたわというようになれば、それは意味があるんだなと感じています。
実際、東大京大などの合格レベルに受験学年より前に達するような状況も普通に起こってきますからね。