prestigeは名声かなあ。この単語との思い出。

松谷です。

prestige

という単語がありますね。生徒が単語を覚えているかの確認をしているときに、この単語が出てきました。そのときにちょっと思い出話をしたんですね。nostalgicですね。

 

prestigeは主に「名声」と訳されることが多いですね。他にも威信とか名誉とか訳されることもあります。

なんとなくつかみにくい言葉かもしれません。

そんなときは英英辞典で意味を確認するといいですよね。

respect and admiration given to someone or something, usually because of a reputation for high quality, success, or social influence:

 

なるほど、高い質の何かによる評判から受ける尊敬や称賛を表すようですね。ふむふむ。名声っていうのはまずまずいい訳語ですよね。

さて、まあこの単語の意味はまあもともと知っていたんですが、ある日この単語が映画のタイトルになってたんですね。

プレステージみたいな感じで。(ほんとはプレスティージの方が音ととしては近いですけど。)

で、どゆこと?

と思ったんですね。

そのお話は手品師のお話だったんですね。

いや手品師というよりもう少し大がかりな奇術師のお話でした。(引田天功みたいな。若い人は知らないかもですが。プリンセス天功。)

 

さて、どういう関係があるのかなと思って、映画を見ていると、

 

どうやらprestigeとは手品で大がかりな仕掛けをしたあとの、最終段階のことを言うみたいなんですね。

つまり、箱に入った女性にナイフを刺しまくったけど、無傷で出てきた!みたいな。段階ですね。

それで、大喝采を浴びると。

あ~なるほど、それでprestigeねと。

でも、実際にはそのprestigeを得るために、裏でものすごく大きな犠牲を払うこともあるという話で、最後までの流れのなかで衝撃を受けてすごくドキドキしたのを今でも覚えています。

ちなみに、めちゃくちゃB級の映画だったと思いきや、今見返してみると、ヒュージャックマンとかクリスチャンベイルとかスカーレットヨハンソンとかが出ているのでばりばりの大物が若い時に出ていて映画だったんですね。

 

さて、それでprestigeの単語の意味が良く覚えられましたね(笑)という話で終わりではないんですね。

prestigeが手品に出てくるのが唐突だなと思っていたんですが、実はそもそもprestigeの語源を調べてみると、、、、

 

--------引用----------------------

mid 17th century (in the sense ‘illusion, conjuring trick’): from French, literally ‘illusion, glamour’, from late Latin praestigium ‘illusion’, from Latin praestigiae (plural) ‘conjuring tricks’. The transference of meaning occurred by way of the sense ‘dazzling influence, glamour’, at first depreciatory

17世紀半ば(「幻影、奇術」の意味で):フランス語から、文字通り「幻影、魅力」、ラテン語後期のpraestigium「幻影」、ラテン語praestigiae(複数)「奇術」に由来する。まばゆいばかりの影響力、魅力」という意味で、最初は侮蔑的な意味として使われた。
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なんと、もともとprestigeがラテン語やフランス語で奇術を表してたんですね!
そりゃあなんか納得だわと!今はこの意味は使われていないそうですが。
まあそんな昔話を思い出して、生徒に話しましたとさ。
生徒は迷惑そうにしていましたが(笑)

 

 

 

 

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