合格体験記その7
松谷です。
合格体験記がまた一つ届きました!!
京大の教育学部に合格した岩井さんからです!
彼女はお友達の紹介で来てくれたのですが、うち以外は宅浪でやるとのことだったので責任重大だなと思ってサポートしていきました。最終的には共テで9割を超えるなど余裕をもって合格できたとは思いますが、成績などはどんな人もアップダウンがあるものです。後がないプレッシャーも感じながらそれをどう乗り越えたのか!どうぞ!
京都大学 教育学部 岩井杏果 立命館高校
私は、現役の時に数学で失敗して阪大に不合格になり、浪人を決めた時にまつたに塾に入りました。
現役生より1年間のアドバンテージがある状態で入塾しましたが、問題のレベルがとても高く、予習をしたり授業についていったりするのに苦労しました。予習にはとても時間がかかり、時間をかけても解けない問題が多かったです。現役時には、一問にこれほど向き合ったことがなかったので、じっくりと向き合って色々な解法を試してみる経験は受験勉強としてとても大事だったなと思います。
まつたに塾に慣れてきた頃、テストがありました。テストというものが久しぶりだったのと、数学塾の先生の手前、下手な解答を見られるのが恥ずかしいと思ったことで、なかなか書くことができず、空欄白紙ばかりで酷い点数を取ってしまいました。その時に松谷先生に「こんなことしたら絶対あかんで」と言われ、ものすごく反省しました。そのすぐ後にあった冠模試では、とにかく解答欄を埋めようとし、その結果かなり良い点数を取ることができました。そこからは、模試や塾の授業でわからない問題にあたった時にとにかく手を動かす癖をつけるようにしました。受験の時も、方針は間違っているかもしれませんが、手を動かし続けたのはよかったと思っています。
話は変わりますが、私は予備校には通わず、宅浪でした。宅浪のメリットは、自分のしたい勉強に時間を使えることです。自分の弱点がわかっている場合、そこを克服するのに好きなだけ時間を使えます。しかし、デメリットもいくつかあります。まず、勉強のペースが遅くなることです。周りを意識して問題を解くことがないので思考速度が遅くなったり、時間制限がある中で急いで課題を終わらせる、ということがないので同じ時間でこなせる勉強の量が少なくなったりします。また、計画が崩れることがよくあります。そんな宅浪の私にとって、毎週塾で、決められたカリキュラム通りに、周りと時間を意識して問題を解く時間はとても貴重でした。週に一回、このような機会があったことで、現役の時の感覚をあまり鈍らせずに本番を迎えることができました。また、自分では用意できないような難易度や解き方の問題にも触れることができたのがよかったです。
1年間という短い時間でしたが、少人数だからこそ一人一人を丁寧に見てくださるまつたに塾に通って本当によかったと思います。ありがとうございました。
最後に、少しだけ浪人のことについて書こうと思います。
浪人は成績が伸びないとよく言われますが、そんなことはありません。できないことを分析し、ちゃんと勉強してできるようにすれば成績は伸びます。自分の進路を改めて考え、高校範囲の内容をより深めるよい機会でした。1年間の浪人は思っていたより辛くなく、むしろ私はにとってはかなり楽しかったです。(ただし、模試の時や共通テスト前から受験が終わるまでは、プレッシャーを感じてしんどかったです。)
また、浪人生にも色々な人がいます。私は高校の時に理科基礎や2次で使わない社会(地理)をちゃんと勉強していたので、浪人時は2次で使う科目に時間を多く割けたのが成功した要因の一つだと思います。基礎ができていないと、浪人の時に満遍なく勉強して成績を伸ばすのが厳しいと思います。浪人をするかどうかに拘わらず、全科目しっかり勉強することをおすすめします。
彼女は宅浪でもしっかりやっていけるくらい自己管理能力が高く、予習復習などしっかりやっていました。ですから、一人で少しだけ手が回りにくい成績表の受け止め方とか答案の現在のレベル感の把握とか本番でミスを減らす方法とかそういったところを中心にサポートするようにしていました。
成績表は良くても悪くても毎回見せてもらって状況を聞いて、そこからの改善イメージなどを共有するようにしていました。自分だけで見ていると成績表って都合よく解釈してしまいがちなんですよね、そんなとき第三者に見せるという行為はたいしたアドバイスがなされなくても(笑)自己を客観視するために有用なのかなと感じています。僕も多少のアドバイスはできるとは思いますが、それ以上に、見てもらうならできるだけいい成績をとりたいという心情が働くのかなと。僕自身は生徒には本当にただただ受かって欲しいとだけ思っていますので、100%味方ですしね。
直前演習のテストなどの答案でも真っ赤っかにして返却したことがあった気がしますね、なんとなく厳しいことも書いたこともあったかもしれません。でもそれらもしっかり受け止めて本番で力を出してくれたみたいですね。
本当に文句のつけようがない立派な受験生でした!大学でも自分の好きな学問を精一杯学んでね!!
本当におめでとう!!