英語は運動やで。
松谷です。
たまには英語のことでも。
チューターの先生からTOEFLの勉強法について聞かれたんですね。
特にリスニングについて聞かれました。
リーディングはある程度形式に慣れて単語さえ覚えれば大学受験をしっかりやってたらできてしまいます。
ライティングは実際は型をとりあえず守りつつ、ある一定量のテーマについて書く練習をしていけば結構なところまで点は上がります。
スピーキングは高得点とるのは結構時間がかかります。
で、リスニングももちろん時間はかかりますが、70%くらいのテスト内容がリスニングと何らかの関係があり、どうしてもこのレベルを上げないとまずいんだと言ってました。
チュ「自分は音が流れてきたら頭のなかでどうしても和訳してしまって長い文章だと全然聞けないです。しかも聞いてもすぐ忘れてしまい全然残らないしまったくできないんです。アホなんでしょうか。」と嘆いていました。
松「あーそうそう、そんなもんなんだよね。最初は全然残らないよね。頭にね。脳が音声と意味を処理するのに負荷がかかりすぎてるから、内容を保持しとけないんだよね。こんなに鳥みたいな脳みそだっけ?自分みたいな。
あとある程度のスピードの内容を本当に理解しようと思ったら全訳するなんて無理よ。前から前から意味をある程度絵みたいなイメージで処理してかないと。」
チュ「どうするんですか?」
松「そうやなあまあ、ある程度短期間で点数を上げる目的もある以上、TOEFLの問題をやって問題対応力を上げるのは当然やらなあかんね。その上でリスニング力自体も上げるってなったらTOEFLの素材を使ってのシャドーイングやな。」
松「まずは音声に対応する力を上げて脳の処理の負荷を下げるために音だけを真似できるようにするいわゆるプロソディシャドーイングやな。それを目指して無理なところは自分にとって慣れがないところやからオーバーラッピングや速音読で舌を慣らしてから、もういっかいやな。」
チュ「そんなんできますかね。。」
松「まあ普通は音声はシャドーイング用に加工されてへんから、実際は自分の声も邪魔なんだよね。
だから別にイヤホンして自分の音はあんまり聞こえない状態でやっていいよ。どっちかというとまず発音そのものよりリズムに慣れる方が大事やからね。テスト音声なんてそんなに崩されてないからね。実際マンブリングっていって自分なりに音声のタイミングでぼそぼそ聞こえるような聞こえないような音でやっててもだいぶ意味があるもんやねんで。」
チュ「和訳してしまうのは。。」
松「シャドーイングしながら意味を取ろうとしてみ。いわゆるコンテンツシャドーイングやな。1文とかじゃないある程度の量の英語をそんな音声スピードで和訳しながら意味とるなんて無理やから。ある程度意味を絵みたいな感じでイメージできないと意味をとっていけへんねん。続けてたらちょっとずつそうせざるを得ないから変化してくから安心し。
そらあいきない全部イメージには変わらんよ。だから最初は日本語を補助に使ってええねん。そうしながらその日本語の補助から生み出されるイメージと元の英語が徐々にくっついていつのまにかあんまり日本語使ってへんから。
それがシャドーイングのゴールやな。そういうようにできる文章をいっぱい持ったら自分のなかであっすげー変わってるかもってなるよ。大丈夫大丈夫。
あーもちろん難しすぎる文はなかなか無理よ。おれも無理なこと全然あるし。でも、TOEFL素材で練習してたら背景知識もTOEFL寄りになるから全体像からも理解しやすくなるからね。それは別にチートというわけじゃなくて、英語で理解できる幅が広がってるってことなんやで。」
チュ「やれますかね?」
松「できるっしょ。だって英語のリスニングの上達なんてほとんど口と耳の運動やで。勉強ちゃうで。体育やで。体育得意でしょ?」
なんていうまあ僕なりの拙いアドバイスをしたんですね。(もちろんもっと素晴らしい先生はいっぱいいらっひゃると思います。)
そうしたら、リスニングの練習楽しくなってきて、練習が自分なりに初めて続いていて、ちょっと聞こえるようになったんですよ!
って言ってました!
はは。関わってる人が少しでも幸せそうにしてると嬉しいですね〜。
ちょっとした、チューターの先生との会話でした。
おしまい。